石燈籠 | 筥崎宮 - 神社ファン

有名度

関脇

筥崎宮

はこざきぐう

福岡県福岡市東区箱崎1丁目22−1

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石燈籠

更新日:2026年7月25日

茶聖・千利休が箱崎大茶会に際して奉納した石燈籠

本殿の奥には、茶聖・千利休が奉納したと伝わる六角形の石燈籠が建っています。筥崎宮は、安土桃山時代に九州を平定した豊臣秀吉が滞在したゆかりの地でもあります。秀吉は約1か月にわたって箱崎に滞在し、戦乱によって荒廃した博多の復興を進めるとともに、「太閤町割」と呼ばれる都市整備を行いました。
その滞在中の天正15年(1587)には、全国から武将や茶人を招いて「箱崎大茶会」を開催します。この茶会は、茶の湯文化を広く示す場であるとともに、九州平定後の新たな時代の幕開けを象徴する催しでもありました。現在も残る石燈籠は、その箱崎大茶会に際して、秀吉の側近であり茶の湯を大成した千利休が奉納したと伝えられています。
楼門から見える千利休が奉納した石燈籠
石燈籠は六角形の美しい姿を見せ、鎌倉時代初頭に活躍した名工・伊行末から続く伊派石大工の一人、井行長の作と伝えられています。南北朝時代の観応元年(1350)の銘が刻まれており、歴史的・美術的価値の高さから国の重要文化財に指定されています。茶道史だけでなく、中世石造美術を知るうえでも貴重な文化財です。
石燈籠は本殿の奥に建っているため、通常は楼門からその姿をわずかに望むことしかできません。しかし、毎年5月のさつき大祭や9月の放生会では楼門内へ入ることができ、間近で拝観することができます。豊臣秀吉や千利休ゆかりの歴史に思いを馳せながら、普段は見ることのできない貴重な文化財を鑑賞できる、限られた機会となっています。

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