斎田 | 大山祇神社 - 神社ファン

有名度

関脇

大山祇神社

おおやまづみじんじゃ

愛媛県今治市大三島町宮浦3327

斎田

更新日:2026年2月17日

伝統神事が行われる神田

鳥居をくぐってすぐ右手に、斎田と呼ばれる神田があります。ここでは大山祇神社に伝わる二つの神事、御田植祭(おたうえさい)と抜穂祭(ぬきほさい)が行われています。
田植え前の斎田
御田植祭は旧暦5月5日に五穀豊穣を祈願して行われ、抜穂祭は旧暦9月9日に収穫への感謝を込めて稲を刈り取ります。いずれの祭りでも、愛媛県無形民俗文化財に指定されている「一人角力(ひとりずもう)」が奉納されます。

五穀豊穣を願う神事「御田植祭」

毎年旧暦5月5日、斎田において五穀豊穣を願う御田植祭が執り行われます。大山祇神社では年間120あまりの祭典がありますが、そのうち大祭式で行われるのは祈年祭・例大祭・御田植祭・産須奈大祭・抜穂祭・新嘗祭の6つです。御田植祭はそのひとつに数えられる重要な祭典です。
まず御本社で神事を行った後、御本社・上津社・下津社の神輿3基を先頭に行列が斎田へと進みます。斎田前にある御棧敷殿(おさじきでん)で再び神事が行われ、島内から選ばれた16名の早乙女が田へ入り、苗を植えていきます。
見どころは一人角力です。一力山(いちりきざん)と呼ばれる力士が、目には見えない稲の精霊を相手に3番勝負を行います。相手の姿が見えないため、力士が一人で相撲をとっているように見えるのがこの神事の名前の由来です。勝敗によってその年の豊凶を占うもので、愛媛県の無形民俗文化財に指定されています。
御棧敷殿と斎田Saigen Jiro(wikipedia CC0)

収穫に感謝し初穂を刈り取る神事「抜穂祭」

毎年旧暦9月9日に執り行われる抜穂祭は、御田植祭で植えた稲の収穫を祝う祭典です。約660年の歴史があり、大山祇神社の大祭のひとつに数えられています。
当日は3基の神輿が斎田へ向かい、神事が行われます。その後、田に入り稲穂を刈り取って神前へ届けるのが、抜穂乙女と呼ばれる16名の子どもたちです。御田植祭と同じく一人角力も奉納され、3番勝負で稲の精霊が勝てば、翌年も豊作になるといわれています。
収穫された稲は、同年の新嘗祭や翌年の祈年祭でお供えとして使われます。さらに一部は酒造所へ届けられ、神酒「白鷺」として醸造されます。

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