書院 | 金刀比羅宮 - 神社ファン

有名度

大関

金刀比羅宮

ことひらぐう

香川県仲多度郡琴平町892-1

書院

更新日:2025年7月10日

障壁画が有名な表書院

表参道沿いにある社務所門、その先に建つのは書院です。表書院、奥書院、白書院が並び、かつては儀式や参拝に訪れた人々をもてなすための客殿として用いられておりました。
現在、一般公開されているのは表書院のみです。奥書院は特別な時を除いて非公開であり、白書院は結婚式の披露宴会場として使用されています。
書院 入口の門
社務所門の正面から見える表書院は、1654年から1660年の江戸時代前期に建てられました。間口21.7メートル、奥行き16.9メートル、入母屋造、屋根は檜皮葺で正面には軒唐破風が設けられています。屋根の曲線が美しい建物です。四国における代表的な書院造り建築で、桃山時代の特徴をよく残していると言われています。
書院正面
院内では、前池躍魚と称される池泉鑑賞式庭園林泉を始め、蹴鞠が催される前庭を鑑賞できます。
表書院の庭園林泉
また室内は七室に分けられており、それぞれ円山応挙、邨田丹陵、森寛斎が描いた障壁画を見ることができます。
表書院障壁画 瀑布図 Maruyama Ōkyo(wiki パブリック・ドメイン)
円山応挙は円山派の始祖であり、写生を重視した画風が特徴のひとつです。五室に施された応挙の障壁画は、晩年期の秀作と言われています。支援者である三井家から資金提供を受け、京都で制作されました。
特に上段之間にて見ることの出来る「瀑布図」は見どころのひとつでしょう。描かれた滝の流れが絵画の枠を超えて、前庭の池へと直接繋がっているかのような構図となっています。
その他には、明治時代の歴史画家として有名な邨田丹陵が二室、「明治の応挙」と称された森寛斎が一室、障壁画を担当しています。
表書院の四脚門
表書院の前方に建つ四脚門にもご注目ください。切妻造、本瓦葺の門で、表書院と同時期に建てられたと考えられております。折上格天井や透彫彫刻などの意匠が繊細で美しいと評判の四脚門です。少し離れた距離にあるので近づくことはできませんが、表書院は、この四脚門とともに国の重要文化財に指定されています。

奥書院

奥書院は、表書院と同時期に建造されたと伝わります。間口16.3メートル、奥行き13.9メートル、入母屋造、瓦葺、数寄屋造風の建物です。室内には、伊藤若冲によって描かれた百花図や、岸岱による群蝶の図をはじめとした襖絵や衝立など多くの作品が残されています。1955年(昭和30年)には、国の重要文化財に指定されました。

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