こんぴら狗の銅像 | 金刀比羅宮 - 神社ファン

有名度

大関

金刀比羅宮

ことひらぐう

香川県仲多度郡琴平町892-1

こんぴら狗の銅像

更新日:2025年7月10日

飼い主の代わりに代参した「こんぴら狗」

御本宮へと向かう表参道の途中、高橋由一館の前には「こんぴら狗の銅像」が設置されています。この銅像は、著名なイラストレーター湯村輝彦氏がデザインしたものです。湯村氏は、イラスト界の大御所でありながら、現在もメジャーな仕事からマイナーな仕事まで非常に幅広く活動しています。特に、クレイジーケンバンドのCDジャケットのデザインを手がけている事は有名です。
こんぴら狗の銅像は、湯村氏が携わった絵本『走れゴン こんぴら狗物語』との縁がきっかけとなって設置されました。
こんぴら狗の銅像
江戸時代、庶民の旅行は原則として禁止されていましたが、神仏への参拝は例外でした。そのため、神社仏閣への参拝の旅は特別であり、また人生の一大イベントであったと言われています。特に有名なのはお伊勢参りですが、それと並んで人気があったのがこんぴら参りでした。「一生に一度はこんぴら参り」とも言われるほど、人々から高い人気を誇っていたと伝わります。
同時に、当人に代わって代理で参拝する代参も盛んに行われるようになりました。
興味深いのは、代参をしたのが人間だけではなかったことです。金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)では、犬が飼い主の代わりに代参する習慣がありました。「こんぴら参り」と記された袋を首にかけた犬が、その袋の中に飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などを入れて旅をしたといいます。
旅人たちや街道筋の人々の協力によって、犬は目的地である金毘羅大権現へと無事に到着しました。代参を済ませた後、同じように人々の助けを借りて、再び長い旅路を経て家族のもとへ帰ったと言われています。このようにしてこんぴら参りを果たした犬は、「こんぴら狗」と呼ばれるようになりました。
こんぴら狗の銅像2

アフリカ象の像

こんぴら狗の銅像から参道を挟んだ先には、アフリカ象の像が置かれています。1955年(昭和30年)に奉納されました。金刀比羅宮が鎮座する山は、まるで像のように見えることから「象頭山」と呼ばれています。そのことに関連してアフリカ象の銅像が奉納されたと考えられています。
アフリカ象の像
像の原型製作者は、彫刻家の小倉右一郎氏です。ブロンズ彫刻を始め、木彫や石彫などで多くの作品を残しました。香川の美術興隆に、大いに貢献した彫刻家です。

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