国宝 廻廊 | 厳島神社 - 神社ファン

有名度

横綱

厳島神社

いつくしまじんじゃ

広島県廿日市市宮島町1-1

国宝 廻廊

更新日:2025年7月3日

朱色の列柱が美しい廻廊

嚴島神社は宮島の入り江に鎮座する神社です。主な社殿類は海上に建てられており、それらを結ぶ渡り廊下の役割を果たしているのが廻廊です。拝殿や祓殿などの建築物が廻廊で繋がれた姿は、まるで平安時代の貴族の邸宅である寝殿造りを彷彿とさせ、嚴島神社ならではの景色を生み出しています。
廻廊の全長は百八間(275メートル)、東廻廊と西廻廊に分かれており、両廻廊とも1952年(昭和27年)に国宝に指定されました。
昇殿料はかかりますが、ぜひ訪れることをおすすめします。
東回廊 外観
東廻廊の長さは四十七間、切妻造、屋根は檜皮葺で、桃山時代に造られました。東北端は地上に接しており、拝観ルートの入り口となっています。通路は一方通行となっておりますのでご注意ください。摂社「客神社」の祓殿と拝殿の間を通り、御本社祓殿の東側まで廻廊が続きます。
途中、左手側に揚水橋を見ることが出来ます。桃山時代に造られた5メートルほどの小さな橋で、中央に桟の間と呼ばれる出っ張りがあるのが特徴です。一説によると、ここから潮を汲み上げる儀式が行われたとも言われています。1899年(明治32年)に国の重要文化財に指定された貴重な橋なので、ぜひこちらにも注目してみてください。
西回廊 外観
西廻廊の長さは六十一間、東端は切妻造、西端は唐破風造、屋根は檜皮葺で東廻廊と同じく桃山時代に造られました。御本社祓殿の西側からはじまり、西端が地上に接しています。参拝通路の出口であり、かつてはこちらが入口だったとも伝わります。
廻廊の内側
廻廊の幅は3.9メートル、柱間は2.4メートル、柱間には床板が8枚敷かれています。釘は使用されておらず、板と板のあいだには隙間が設けられているのが特徴です。「目透し」と呼ばれる技法であり、高潮の際に海水を通すことで水圧を弱め、建物の倒壊を防いでいます。ハイヒールなどの靴は、板と板の隙間に挟まる事がありますので、訪れる際は運動靴などの歩きやすい靴がおすすめです。国宝である廻廊を直接踏まないように、上には養生板が乗せられています。
回廊の釣灯籠
廻廊の左右いずれか、柱間ごとに青銅製の釣灯籠が下げられています。もともとは毛利元就が奉納したと伝わる鋳鉄製の釣灯籠でしたが、長年の潮風の影響で腐蝕していたため、1920年(大正9年)に現在の釣灯籠へと取り換えられました。1366年に博多商人左近等が嚴島神社に奉納した鋳銅製灯籠を模したもので、釣灯籠のなかで最も古い紀年銘が記されています。1954年(昭和29年)には国の重要文化財に指定された貴重な釣灯籠で、嚴島神社宝物館で随時展示されています。

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