大斎原 | 熊野本宮大社 - 神社ファン

有名度

関脇

熊野本宮大社

くまのほんぐうたいしゃ

和歌山県田辺市本宮町本宮1110番地

大斎原

更新日:2025年7月17日

神が舞い降りた聖地

熊野本宮大社から10分ほど歩いた先には「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる草原が広がります。入口には大鳥居もあるので知っている方も多い場所です。
大斎原の周りは木々に囲まれ、鳥のさえずりのみが聞こえる静かな空間です。桜の名所としても知られており、ソメイヨシノやシダレザクラが咲き誇る姿は大変素晴らしいです。
大斎原

熊野本宮大社が鎮座していた地

熊野本宮大社は、もともと大斎原に鎮座していました。しかし1889年(明治22年)に起こった大水害によって、多くの社殿が流出しました。幸いなことに上四社は水害を免れた為、現在の熊野本宮大社が建つ場所に遷座しました。一方、流されてしまった中四社と下四社、摂末社については、大斎原に2基の石祠を建てお祀りしているそうです。
大斎原の2基の石祠
かつて大斎原は、熊野川と音無川、岩田川の合流点の中洲にありました。中州には大きなイチイの木が生えており、その梢に熊野の神々が三体の月の姿で降臨したとも伝えられています。
当時の境内は、約1万1千坪にも及ぶ広大なものでした。江戸時代中期から後期の製作だと伝わる「熊野本宮并諸末社図絵」には、12柱の神々をお祀りする社殿や、上神楽所、大きな礼殿などが描かれています。現在と比べると数倍にも及ぶ規模だと考えられています。
また江戸時代までは、中洲へ渡るための橋は架けられていませんでした。参拝者は境内に入るために、川を歩いて渡りました。この参拝の方法は、「濡藁沓(ぬれわらくつ)の入堂」と呼ばれていました。川を渡る際に足を濡らすことで、身を清め、禊を行ったと言われています。

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