有名度
関脇熊野本宮大社
くまのほんぐうたいしゃ
和歌山県田辺市本宮町本宮1110番地
熊野三山の中心であり熊野神社の総本宮
更新日:2026年5月10日
よみがえりの聖地「熊野三山」
熊野三山とは、和歌山県南部に位置する熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称です。かつて熊野では自然崇拝の信仰が根付いていましたが、奈良から平安時代にかけて仏教(密教)、神道、修験道の聖地となり、神と仏を同じとする「本地垂迹説」という考えが広まりました。三山はそれぞれの主祭神を勧請しあい同じ神々をお祀りするようになったそうです。それらの神々は総称して「熊野三所権現」または「熊野十二所権現」と呼ばれました。
熊野三山は「浄土への入り口」であり、熊野本宮大社は西方極楽浄土、熊野速玉大社は東方浄瑠璃浄土、熊野那智大社は南方補陀落浄土であると考えられていたそうです。浄土に参拝して帰るということは、死んでから生まれ変わるということを象徴していると言われています。
また熊野速玉大社は前世の救済、熊野那智大社は現世の利益、熊野本宮大社は来世の加護を頂く事ができると伝えられてきました。
現在も熊野三山は、よみがえりの聖地として多くの人々の信仰を集めています。

熊野三山への参詣道「熊野古道」
熊野三山へと参拝する「熊野詣」は、平安時代に皇族や貴族の間で広まったと言われています。室町時代には、武士や庶民など多くの人々が熊野三山へと訪れるようになりました。その賑わいは「蟻の熊野詣」と例えられるほどでした。
渡辺津から田辺へと向かう「紀伊路」、高野山と熊野本宮大社を結ぶ「小辺路」、田辺から東に分岐し熊野三山へと向かう「中辺路」、田辺から海岸線を歩き熊野三山へと向かう「大辺路」、伊勢神宮から熊野三山を目指す「伊勢路」、そして吉野から熊野三山を結ぶ、修験道の修行の道「大峯奥駈道」です。
Yosemite(wikipedia パブリック・ドメイン)現在も観光スポットとして知られる熊野古道は、この中辺路の区間を指すのだそうです。また紀伊路以外の熊野古道は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界遺産に登録されました。
現在も熊野古道を通り熊野三山へと参拝することができます。しかしどのルートも距離があり、三山すべてにお参りするためには数日かかるそうです。

熊野三山の巡り方
熊野三山はそれぞれ離れた場所に鎮座しています。そのため3社を巡るには、車もしくは「バスやタクシーなどの公共交通機関」を利用することがおすすめです。また熊野三山の参拝順序ですが、出発地点によって最も回りやすいルートが変わります。そこで今回は、参考までに古来より伝わる正式な参拝ルートをご紹介いたします。最初は熊野本宮大社です。次に熊野速玉大社、最後に熊野那智大社の順に参拝します。熊野本宮大社から熊野速玉大社までは約35キロ、車で45分ほどの道のりです。熊野速玉大社から熊野那智大社までは約25キロ、車で30分ほどの距離になります。

熊野三山の中心であり熊野神社の総本宮
熊野本宮大社は熊野三山のなかでは、もっとも古い成立だと言われています。かつては熊野坐神社(くまのにいますじんじゃ)と呼ばれていたそうです。熊野の神と言えば、熊野本宮大社のことを指していました。訪れた際には、決められた順序に沿ってご参拝ください。まずは境内に鎮座する上四社からお参りします。1番目は第三殿である証誠殿(本宮)、2番目は第二殿である中御前(結宮)、3番目は第一殿である西御前(結宮)、4番目は第四殿である東御前(若宮)、そして5番目は満山社へと参拝します。その後は歩いて10分ほどの場所にある旧社地「大斎原」まで向かってください。途中、末社である産田社も参拝しましょう。大斎原には中四社と下四社、摂末社の神々がお祀りされています。敬虔な気持ちでご参拝ください。
また熊野本宮大社には数多くのみどころがありますが、その中でも大斎原に建つ大鳥居は注目していただきたいスポットのひとつです。日本最大の大鳥居であり、その堂々とした姿は大変迫力があります。

熊野本宮大社へのアクセス方法
熊野本宮大社へのアクセスは、「自家用車」または「バスやタクシーなどの公共交通機関」を利用することをおすすめします。自家用車で訪れる場合は、瑞鳳殿(ずいほうでん)の隣、もしくは河原に無料駐車場が用意されています。
またバスを利用される場合は、必ず時刻表を確認してからご利用ください。
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