有名度
関脇熊野那智大社
くまのなちたいしゃ
和歌山県那智勝浦町那智山1番地
那智の扇祭り
更新日:2025年7月18日
熊野那智大社の例大祭
毎年7月14日には熊野那智大社の例大祭「那智の扇祭り」が行われます。熊野那智大社から飛瀧神社へと神さまが里帰りする神事です。那智御瀧を表す扇神輿12体が御本殿から飛瀧神社へと渡御し、五穀豊穣と家内安全を祈願します。渡御の途中より12本の大松明が先導し道を清めることから、別名「那智の火祭」とも呼ばれています。重さ50キロを超える大松明の炎が、参道いっぱいに乱舞する様子はまさに圧巻です。日本三大火祭りのひとつに数えられており、2015年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。
当日の流れ
例大祭当日、まずは「御本社大前の儀」が行われます。熊野の神々に神饌をお供えし、祈念する儀式です。その後、特設舞台にて稚児による「大和舞」が奉納されます。斎主舞(那瀑の歌)、巫女舞(大直日の歌)、沙庭舞(有馬窟の歌・花窟の歌)が披露されます。大和舞の後は、「那智の田楽」が奉納されます。歴史は古く、足利時代に京都から、田楽法師である宗正、法輪を招いて習得したそうです。笛1人、編木4人、腰太鼓4人、シテテン2人の11人により舞を舞います。曲目は21節に分けられています。初期の田楽舞をそのままの形で伝えていることから、国の重要無形民俗文化財に指定されています。また2012年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されました。次に行われるのは「御田植式」です。木製牛頭をはじめ、カイガ、エブリ等を持ち田植歌を歌いながら田をめぐります。
午後になると、いよいよ「扇神輿渡御祭」が行われます。御本殿前に扇神輿12体を飾り立て、神霊を扇神輿に迎える神事を行います。その後、小型松明である五十続松(いそつぎまつ)を持った子の使(ねのつかい)を先頭に、前駆神職、馬扇、伶人、12本の大松明、扇神輿、神職、総代、随員が礼殿前を出発します。渡御の列は熊野那智大社と飛瀧神社との中間にあたる場所「伏拝」まで来ると、すべての扇神輿を直立させ「扇立神事」を行います。扇神輿が立てられる度に、祭員たちは拍手をして褒めます。
その後、扇神輿と扇神輿の神役以外の祭員たちは、大松明とともに飛瀧神社へと向かいます。時間になると飛瀧神社から伏拝へ使者が送られ、扇神輿は伏せられたまま飛瀧神社参道を進みます。鳥居をくぐると再び扇が立てられます。

松明の炎と、その持ち手、扇指しが交し合う掛け声が一丸となった炎の乱舞を見ることができます。この光景はまさに火祭りであり、「那智の火祭」と呼ばれる所以だと伝わります。

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