別宮 飛瀧神社 | 熊野那智大社 - 神社ファン

有名度

関脇

熊野那智大社

くまのなちたいしゃ

和歌山県那智勝浦町那智山1番地

別宮 飛瀧神社

更新日:2025年7月18日

那智御瀧をご神体とする「飛瀧神社」

礼殿から15分ほど下った先には、飛瀧神社が鎮座しています。熊野那智大社の別宮であり、那智御瀧そのものをご神体としてお祀りする神社です。本殿や拝殿はなく鳥居のみが建っており、ここから瀧を拝礼します。この瀧の飛沫を浴びることで、延命長寿の御利益をいただけると言われています。また瀧の銚子口には注連縄が張られており、毎年7月9日と12月27日には神職によって張り替えられる「御滝注連縄張替行事」が行われます。
飛瀧神社 鳥居と那智の瀧
飛瀧神社の起源は、神武天皇の東征までさかのぼると言われています。神武天皇が熊野灘から那智の海岸を訪れた時、那智山が光り輝いているのを見て、那智の滝を発見したそうです。神武天皇は、この那智の滝を大己貴命のご神体としてお祀りしたと伝えられています。その後、神武天皇はこの地を平定し、やがて八咫烏に導かれ大和へと向かい、初代天皇として即位されました。
かつてはこの場所で、御瀧の神と熊野の神々がお祀りされていたそうです。317年に熊野那智大社が造営された際に、現在の場所に遷座したと伝わります。

日本一大きいおみくじ

飛瀧神社では、日本一の落差を誇る那智御瀧が広く知られていますが、実はもうひとつの日本一が存在します。それは日本で最も大きいおみくじです。瀧の高さ133メートルにちなみ、おみくじ筒の長さも133センチになります。
日本一大きいおみくじ
おみくじをひく際は、まずはこの大きなおみくじ筒をよく振り、中から木製のくじ棒を取り出します。そして棒に記されていた番号を授与所へと伝え、おみくじをいただいて下さい。筒には持ちやすいように持ち手がついていますが、くじ棒を取り出す作業がなかなか大変なのだそうです。
飛瀧神社に訪れた際は、ぜひ巨大おみくじにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

延命長寿のお瀧水

授与所横の御滝拝所舞台入口にて参入料を納めると、御瀧正面の舞台まで進むことができます。その道の途中、御滝拝所舞台入口から歩いてすぐの場所にあるのが「延命長寿のお瀧水」です。「延命長寿の水」とも呼ばれています。那智御瀧の滝つぼの水が龍の口より流れだしており、この水を飲むと延命長寿のご利益を頂けると言われています。
延命長寿のお瀧水
延命長寿の水の由来は、平安時代まで遡ると言われています。第65代天皇であった花山法皇が千日の滝籠りをした際に、「九穴(くけつ)の貝」という延命長寿の仙薬を滝つぼへと沈めたそうです。それが延命長寿のご利益のはじまりだと言われています。お瀧水をいただくためには、まずは初穂料を納めて神盃をいただいてください。その神盃を使用しお瀧水を頂戴します。冷たく美味しいお水と評判なので、訪れた際にぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。神盃は持ち帰ることができます。また、お瀧水を用いたおみくじも用意されています。こちらもご興味のある方は、ぜひ運勢を占ってみてください。
また参入料を納めると飛瀧神社のご利益でもある小さな延命御守も頂けます。
飛瀧神社 延命御守

御滝拝所舞台

延命長寿のお瀧水を超えると御滝拝所舞台があります。ご神体である那智御瀧を正面から拝観できる場所です。ペットを同伴しての参入はできませんのでご注意ください。また、入口から舞台までは3分ほどの道のりになります。石段が続きますので、足元に注意しながら舞台へと向かってください。
御滝拝所舞台からの那智の瀧
この舞台は、那智御瀧にもっとも近い場所になります。ここから見る瀧は大変迫力があるそうです。また延命長寿のご利益がいただける水しぶきも浴びることができます。那智御瀧そのものを感じることのできるスポットです。

御瀧本祈願所

御滝拝所舞台から出口へと向かう道中に御瀧本祈願所があります。こちらは那智御瀧や修験にまつわる神をお祀りしている建物です。那智御瀧のご祭神である大己貴神、修験道の開祖と伝わる役小角、御瀧を守護する不動明王が安置されています。
御瀧本祈願所
祈願所の前には神霊石(みたまいし)と呼ばれる丸石が安置されており、その周りには沢山の護摩木が奉納されています。
2011年に起こった紀伊半島大水害で、熊野那智大社は甚大な被害を受けました。那智御瀧の周辺も崩落しました。その復旧作業中に、瀧の中から神霊石が出現したそうです。瀧の水の力により、長い年月をかけて丸くなったと考えられています。ご神体である那智御瀧の御神威が宿った、霊験あらたかな石です。この神霊石に祈りをささげることで、神へと願いが通じるかもしれません。

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