烏牛王神符 | 熊野那智大社 - 神社ファン

有名度

関脇

熊野那智大社

くまのなちたいしゃ

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1番地

烏牛王神符

更新日:2025年7月18日

那智の滝の水が使用された御神符

烏牛王神符は熊野三山で配布される特別な御神符です。別名「オカラスさん」または「千羽烏」とも呼ばれています。カラス文字で書かれた神札であり、各社によってデザインが異なります。熊野詣に訪れた人々が、その参詣の印として授かり、家の神棚や出入り口、蔵の中などにお祀りしました。
また古くは起請文としても使用されていました。忠臣蔵で有名な元禄赤穂事件では、討ち入りを行う47名の武士を選定する際に、熊野那智大社の烏牛王神符を血判、起請文として用いました。
熊野那智大社の牛王神符Utudanuki (wikipedia CC 表示-継承 3.0)
熊野那智大社の烏牛王神符には、72羽の烏が描かれています。烏の配列によって文字が表現されているのが特徴で、御神符には「那智瀧宝印」と記されています。那智の滝の名水で墨をすり、一枚一枚神職によって奉製された御札です。
また熊野那智大社では、年末から年明けにかけて烏牛王神符に関係する多くの祭典が行われています。正月未明、まずは瀧の秘所にて水を汲み上げ、第四殿に安置します。翌2日午前には牛王神符摺初式が行われ、汲み上げた水を用いて烏牛王神符を摺り始めます。その後は7日まで牛王神璽祭が行われます。御神符の霊験、そして神力を一層強めるための神事です。8日には飛瀧神社にて別宮牛王神璽祭が行われます。御本社同様の祭典であり、この神事をもって満願となります。

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