春の大神祭 | 大神神社 - 神社ファン

有名度

関脇

大神神社

おおみわじんじゃ

奈良県桜井市三輪1422

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春の大神祭

更新日:2026年9月29日

二千年来の伝統を伝える大神神社の例祭

毎年4月9日に行われる「春の大神祭」は、大神神社で最も重要な祭典であり、二千年来の伝統を誇る例祭です。
その起源は第10代崇神天皇の御代までさかのぼると伝えられています。当時、国内では疫病が大流行し、多くの人々が命を落としました。崇神天皇が神意をうかがったところ、大物主大神の神示によって、その神孫である大直禰子命を神主として大神を篤く祀ることになります。
すると疫病が収まり、国に平安が戻って富み栄えたと伝えられています。この故事が「大神祭」の起源です。
古くは祭祀が卯の日に行われたことから「卯の日神事」と呼ばれ、4月と12月の上卯日に執り行われていました。1873年(明治6年)の上卯日が4月9日であったことから、以後4月9日が例祭日として定められ、現在まで受け継がれています。

4月8日「若宮例祭・宵宮祭」

春の大神祭は4月8日から10日までの3日間にわたって行われます。
祭りの幕開けとなるのが、8日午前に摂社・大直禰子神社で行われる「若宮例祭」です。
これは大物主大神の神孫である大直禰子命を神主として迎えた故事にちなむ祭典です。若宮である大直禰子命の御分霊を大直禰子神社から本社拝殿の御棚へお遷しし、春の大神祭が始まります。
同日の午後5時からは本社拝殿で「春の大神祭宵宮祭」が行われ、翌日の例祭を迎える準備が整えられます。

4月9日「大神祭・若宮神幸祭」

9日午前10時からは、本社拝殿で例祭「大神祭」が斎行されます。
神社関係者や氏子崇敬者、各種団体関係者など千名近くが参列する大神神社最大の祭典で、4人の巫女によって神楽「うま酒みわの舞」が奉奏されます。
午後1時からは「若宮神幸祭(わかみやしんこうさい)」が行われます。
若宮・大直禰子命の御分霊を神輿に遷し、三輪の町中を巡幸する神事で、大直禰子命を里人たちが迎えた様子を現在に伝えるものとされています。
神輿を中心に、馬に乗った宮司以下の神職、各地区の幟や神宝を持つ古式装束姿の氏子、稚児、甲冑騎馬武者など総勢250名余りが供奉します。
古式装束の長い行列が三輪の町を進む光景は、春の大神祭を代表する見どころのひとつです。

4月10日「後宴祭・後宴能」

最終日の10日午前10時からは、本社拝殿で「春の大神祭後宴祭」が行われます。
祭典終了後には「若宮還御祭」が行われ、3日間本社に迎えられていた大直禰子命の御分霊が大直禰子神社へ戻されます。また、この日には摂社・狭井神社の例祭も行われます。正午からは三輪山会館「能舞台」で、春の大神祭を締めくくる「後宴能」が催されます。大神神社ゆかりの能「三輪」や狂言「福の神」などが演じられる伝統行事です。能「三輪」は、三輪明神が女性の姿となって僧・玄賓の前に現れる物語で、境内に残る「衣掛杉」の伝承とも深く結びついています。
こうして大直禰子命を迎え、大神祭を斎行し、再び若宮へお送りするまでの一連の祭儀を終え、3日間にわたる春の大神祭は執り納めとなります。

秋の大神祭

大神神社では、毎年10月23日から25日までの3日間、「秋の大神祭」も行われます。
秋の大神祭も崇神天皇の御代に始まったと伝えられる、二千年来の伝統を持つ祭典です。23日午後3時から「秋の大神祭宵宮祭」、24日午前10時から「秋の大神祭」、25日午前10時から「秋の大神祭後宴祭」が行われます。
本祭となる24日の秋の大神祭では、4人の巫女が三輪山の神杉を手に持ち、神楽「うま酒みわの舞」を奉奏します。
午後からは氏子の子供たちによる子供神輿や、大美和青年会の太鼓台などが三輪の町へ繰り出します。神社の境内だけでなく、氏子地域である三輪の町全体が祭りの雰囲気に包まれます。
翌25日の後宴祭では、秋の大神祭が無事に斎行されたことを感謝し、3日間にわたる祭典が執り納めとなります。

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