境外摂社 檜原神社 | 大神神社 - 神社ファン

有名度

関脇

大神神社

おおみわじんじゃ

奈良県桜井市三輪1422

境外摂社 檜原神社

更新日:2025年7月17日

伊勢神宮が最初に遷座した聖地

御本社から北へ30分ほど歩いた先には、大神神社の摂社「檜原神社(ひばらじんじゃ)」が鎮座しています。本殿はなく、三ツ鳥居の奥に神籬(ひもろぎ)と磐座をお祀りしている神社です。ご祭神は皇祖神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」がお祀りされています。境内入口の注連縄から眺める大和平野や二上山は大変美しいのだそうです。また毎年1月1日に行われる繞道祭では、御神火が最後に捧げられる神社になります。
檜原神社 鳥居と社殿Saigen Jiro (wikipedia CC0)
檜原神社は、伊勢神宮が最初に遷座した場所という伝承が残されています。
第10代崇神天皇の御代のことです。皇居内でお祀りされていた天照大御神を倭笠縫邑(やまとかさぬいのむら)に遷し、磯城神籬(しきひもろぎ)を立て、豊鍬入姫命に奉侍させたそうです。その倭笠縫邑が檜原神社であると言われています。
その後はさらに理想的な鎮座地をもとめて各地を巡幸し、最終的に現在の伊勢の地に鎮まりました。これが伊勢神宮(内宮)の創祀と言われています。伊勢神宮に遷られた後も、引き続き天照大御神がお祀りされており「元伊勢」とも呼ばれています。

復興された三ツ鳥居

室町時代の古図によると、当時の檜原神社にも本殿はなく、三ツ鳥居と拝殿が建てられ石壇が設けられていたそうです。拝殿の前方左右には末社がお祀りされており、御供所なども確認することができます。また一ノ鳥居については上津街道付近に建っていたことが分かっており、これは御本社の一ノ鳥居と同線上に位置します。
ところが1734年の江戸時代後期に、大風によって社殿類が倒壊してしまいました。その後復興されることなく、わずかに残った礎石や石壇、二基の燈籠のみの状態が長年に渡り続きました。
1965年(昭和40年)に日本の文化を伝承すべく檜原神社の整備が行われました。伊勢神宮の式年遷宮の古材を譲り受け、三ツ鳥居が再建されました。
しかし2015年、再建から50年余りが経過し、三ツ鳥居は雨風による損傷が激しい状態になりました。そのため再び伊勢神宮から式年遷宮の古材を譲り受け、建て替えが行われました。

豊鍬入姫宮

檜原神社の境内、三ツ鳥居向かって左側には末社「豊鍬入姫宮」が鎮座しています。天照大御神をこの地に遷した豊鍬入姫命をお祀りしているお社です。昭和61年11月5日に鎮斎されました。
豊鍬入姫宮 社殿Saigen Jiro (wikipedia CC0)
豊鍬入姫命は第10代崇神天皇の皇女で、天照大御神に仕えた最初の斎宮です。天照大御神が倭笠縫邑に遷座した後は、この地で33年間朝夕奉仕したと伝わります。檜原神社を訪れた際はぜひこちらの豊鍬入姫宮にもご参拝ください。

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