有名度
関脇大神神社
おおみわじんじゃ
奈良県桜井市三輪1422
市杵島姫神社とパワースポット
更新日:2026年9月29日
芸能や財宝をつかさどる弁天さん
拝殿北側、磐座神社の前の参道を進み、狭井神社の鳥居をくぐると左手に大神神社の末社「市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)」が鎮座しています。
御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。天照大御神と素戔嗚尊の誓約によって生まれた宗像三女神の一柱で、田心姫命・湍津姫命とともに海上交通の守護神として信仰されてきました。福岡県の宗像大社や広島県の嚴島神社の御祭神としても知られています。
市杵島姫命は水との結びつきが非常に深い神様です。「イチキシマ」という神名も、神を斎き祀る島を意味する「斎島(いつきしま)」に由来すると考えられています。大神神社でも水の守護神として信仰されており、水をたたえた鎮女池の島に祀られている姿は、市杵島姫命の神格をよく表しています。

市杵島姫神社は、桜井市茅原に鎮座する大神神社の末社「厳島社」から勧請された神社です。茅原の厳島社も市杵島姫命を祀る神社で、大神神社から歩いて15分ほどの場所に鎮座しています。市杵島姫神社の例祭は11月10日に行われます。
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ささゆりが彩る鎮女池
5月下旬から6月上旬頃になると、市杵島姫神社の周辺では大神神社の御神花「ささゆり」が花を咲かせます。ささゆりは古くから三輪山周辺に自生してきた花です。大神神社で6月17日に行われる「率川神社三枝祭」では、神酒を盛った罇をささゆりで飾って神前に供えるなど、大神神社の祭祀とも深いつながりがあります。
かつて三輪山周辺に数多く自生していたささゆりは、環境の変化などによって減少しました。現在は大神神社でも保存・育成が続けられており、境内では初夏になると可憐な花を見ることができます。
鎮女池の水面と木々の緑、その中に浮かぶ朱色の市杵島姫神社、さらに淡いピンク色のささゆりが重なる風景は、この季節ならではの見どころです。水の神である市杵島姫命を祀るお社が池の小島に鎮座していることも含め、大神神社境内の中でも独特の景観をつくっています。

知る人ぞ知るパワースポット「木の根っこ」
市杵島姫神社の近くには、もうひとつのみどころスポットが存在します。狭井神社の鳥居近く、参道脇の斜面から突き出た「木の根っこ」です。
実はこの木の根っこは、知る人ぞ知るパワースポットです。木の根っこを触ったあと、身体の不調な部分をなでると良いと言われています。自然そのものに神が宿るとされる古代信仰、それを身近に感じることのできる場所ではないでしょうか。

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