万葉歌碑 | 石上神宮 - 神社ファン

有名度

関脇

石上神宮

いそのかみじんぐう

奈良県天理市布留町384

万葉歌碑

更新日:2026年5月28日

万葉歌碑

石上神宮の大鳥居前には、万葉歌碑が建てられています。碑には、『万葉集』巻4・501番に収められた柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)の歌、
「未通女等之 袖振山之 水垣之 久時従 憶寸吾者
(未通女らが袖布留山の瑞垣の久しき時ゆ思ひき我れは)」
が刻まれています。
この歌は、「袖布留山(そでふるやま)」という地名を通して、長く募り続けた想いを詠んだ歌として知られています。「布留」の地は、現在の石上神宮周辺と深く結びつく古代地名でもあり、石上神宮が古くから万葉の世界と関わりを持っていたことを感じさせます。
石上神宮 万葉歌碑
万葉歌碑が建立されたのは1968年(昭和43)です。碑は高さ約2.3m、横幅約1.4mの大きさがあり、旧内山永久寺北門跡に残されていた敷石が使用されています。刻まれている文字は、「元暦校本万葉集」に基づいています。
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また、石上神宮に隣接する神宮外苑公園にも万葉歌碑があります。こちらには、『万葉集』巻10・1927番に収められた、
「石上 布留の神杉 神びにし 我やさらさら 恋にあひにける」
の歌が刻まれています。
「神びにし」は、「神々しく古びた」という意味を持つ言葉です。布留の地に立つ神杉の神聖な姿に、自らの募る恋心を重ねて詠んだ歌と考えられています。
石上神宮 神宮外苑公園の万葉歌碑
古代から「布留」の地として知られた石上神宮周辺は、『万葉集』にもたびたび登場する場所でした。布留川や山の辺の道など、古代の景観を今に伝える土地でもあり、石上神宮は古代大和文化の中心地のひとつとして、多くの歌人たちに親しまれていたことがうかがえます。
石上神宮 歌碑

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