春日若宮おん祭 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

春日若宮おん祭

更新日:2025年7月9日

大和一国の大祭

春日若宮おん祭は、春日大社の摂社「若宮神社」の祭礼です。大和一国をあげて開催される盛大なお祭りで、毎年12月15日から18日にかけて行われます。起源は古く1136年の平安時代に関白藤原忠通が「天下太平、五穀豊穣、国民安寧」を願って始められました。その当時は各地で大雨が続き、洪水による飢饉や疫病が蔓延していたと言われています。そのため水の神である若宮さまに助けていただこうとおん祭が開催されました。それ以降、雨はやみ人々の不安は収まったと伝わります。
おん祭は現在まで約900年近く続いており、1979年には国の重要無形民俗文化財にも指定されました。
春日若宮おん祭行列NNDDD(wikipedia CC 表示-継承 4.0)

おん祭のながれ

初日である15日には、おん祭りが無事に執行されるように祈願する大宿所祭(おおしゅくしょさい)が行われます。大宿所とは神事に奉仕するにあたり、武士が精進潔斎を行った場所です。豊臣秀吉の弟である秀長の命によって造られました。
この祭りでは御湯立が巫女によって行われます。湯気により空中をはじめとした全ての物を清めるます。またこの時巫女が腰に巻いている藁「サンバイコ」は安産のお守りになると言われています。
大宿所の庭には若宮さまへの奉賽として、鳥、獣、魚などを吊るした懸物が飾られています。大宿所内では装束や武具等が所狭しと並べられます。ご神前には菓子や絵馬、お花などが供えられ、神職による祝詞奏上と神楽が披露されます。またおん祭の名物料理「のっペ汁」や「あめ湯」が、地元商店街の人たちによって振る舞われます。
16日の夕方には宵宮祭(よいみやさい)が行われます。御本社に続き、若宮拝舎で行われる神事で、おん祭が無事に執行されるようにお祈りします。
17日の午前0時からは遷幸の儀(せんこうのぎ)が行われます。若宮さまを若宮神社本殿から仮殿である御旅所へ奉還する儀式であり、古来より神秘とされてきました。そのため拝観場所に制限があり、撮影や灯火は禁止とされています。
暗闇の中、列の先導は松明を逆さにし、地面を引きずりながら参道を進みます。神を明かりで照らすのは失礼にあたる行為であり、また松明の残り火によって参道を清めています。
春日若宮おん祭 お仮殿前の芝舞台で奉納される舞Lovelin6th(wikipedia CC 表示-継承 4.0)
その後方では神職が手に榊を持ち口々に警蹕を唱えながら、十重二十重に若宮さまを囲んで参道を進みます。
御旅所に到着されたあとは暁祭(あかつきさい)が行われます。若宮さまへ朝の御饌をお供えし、神楽を奉納する神事です。
正午からはお渡り式(おわたりしき)が行われます。おん祭に参勤する芸能集団や祭礼に関わる人たちが列次をととのえ練り歩きます。奉仕者は約1000人、騎馬は約50頭にもおよぶ大行列であり、おん祭のみどころのひとつと言えるでしょう。
春日若宮おん祭 松の下式Lovelin6th(wikipedia CC 表示-継承 4.0)

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