春日祭 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

春日祭

更新日:2025年7月9日

春日大社の例祭

春日大社では毎年3月13日に例祭「春日祭」が行われます。849年の平安時代から始まったと言われる、天皇の使いである勅使を迎え国の平和を願うお祭りです。葵祭、石清水祭とともに日本三大勅祭のひとつに数えられています。かつては2月と11月の上の申の日に行われていましたが、明治以後は新暦の3月13日に統一されました。別名「申祭」とも呼ばれています。残念ながら神事は非公開であるため拝観することはできませんが、回廊内に向かって進む行列は参道から確認することができます。

春日祭当日のながれ

3月13日の春日祭当日は御戸開之儀から始まります。宮司が祝詞を奏上し、神庫からご神宝を神前へ備え、御本殿の扉を開きます。
春日祭 御戸開之儀あきはゆうぐれ(wikipedia CC 表示-継承 4.0)
次に勅使参向之儀が行われます。勅使をはじめ辨代(べんだい)や奉行代の行列は斎館からニ之鳥居まで進み、そこで奉行代が勅使に祭典の準備が整ったことを報告する儀式です。
その後はニ之鳥居横の祓戸神社へ進み、祓戸の儀を行います。勅使と辨代は罪穢れを清める中臣祓を受け、贖物により自らを祓い清めます。
勅使の列はさらに参道を進み、着到殿にて着到の儀を行います。ここでは式次第の確認が行われます。
その後回廊内へ参進し、社頭では神事御棚奉奠(みたなほうてん)が開催されます。この際、勅使自らが第一殿の神前へと御棚神饌を運びます。全国で開催される勅祭のなかで、勅使自ら神饌をお供えするのは春日大社のみだと言われています。春日祭の最大の特徴と言えるのではないでしょうか。また第二殿以降については神職が神饌をお供えします。
次いで行われる御幣物奉納(ごへいもつほうのう)では、天皇陛下からの御幣物をご神前へ奉納し、御祭文奏上(ごさいもんそうじょう)では、勅使が天皇陛下の詔に当たる御祭文を奏上します。御祭文が宮司によって神前へと捧げられ、勅使との間で返祝詞が行われます。
御馬の牽廻が馬寮官人代により執り行われた後、直会殿へ場所を移します。ここでは直会の儀が執り行われ、目の前に広がる林檎の庭では和舞が奉納されます。続いて見参(げざん)が行われます。御奉仕をされた証の位階と名前を勅使が確認し、辨代へと授けられ、確認後は袖の下の作法により史代に渡されます。「袖の下」の語源になっていると言われています。
次に勅使と辨代は、林檎の庭にて拝舞の作法を行います。平安時代の作法であり、唯一春日祭に残っている貴重な作法です。勅使と辨代では作法が違うとされています。ここで勅使の関わる儀式は終了となり、勅使以下は退出されます。宮司以下の神職は、神前に捧げた御幣物や御棚神饌を片付けて扉を閉め、神庫へとご神前の御神宝を納め神庫へお納めします。これにて春日祭は終了となります。

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