燈籠 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

😞 🙁 😐 🙂 😄

燈籠

更新日:2026年9月27日

燈籠の数が一番多い神社

春日大社は全国の神社仏閣の中でも燈籠の数が最も多い神社として知られています。
境内には約3,000基の燈籠があり、このうち約2,000基が石燈籠、残りの約1,000基が釣燈籠です。春日大社では平安時代から燈籠の奉納が始まり、長い年月をかけてこれほどの数になりました。
数が多いだけではなく、歴史的に貴重な燈籠が数多く残されているのも春日大社の特徴です。
なかでも「柚木型石燈籠」は、全国で2番目に古い石燈籠といわれています。保延2年(1136)に関白・藤原忠通が奉納したと伝えられ、国の重要文化財に指定されています。
また、藤原頼通の寄進と伝わる「瑠璃燈籠」は奈良県指定文化財です。このほかにも境内では、長い歴史を持つさまざまな燈籠を見ることができます。
燈籠と釣燈籠

燈籠の数が一番多い神社

春日大社に奉納された燈籠は、貴族や武士によるものだけではありません。特に室町時代末期から江戸時代にかけては、一般の人々や春日講中からも数多くの燈籠が奉納されました。
これほどまでに燈籠が増えた背景のひとつに、若宮神社への篤い信仰があります。
さまざまな燈籠
若宮神社は長保5年(1003)に御祭神の天押雲根命が御出現になり、保延元年(1135)に現在地へ御遷座された神社です。奈良で御出現になった若宮さまは、人々のさまざまな願いを聞き届けてくださる神様として篤い信仰を集めました。
その御加護に感謝して燈籠を奉納する信仰が広がり、御本社と若宮神社を結ぶ「御間道(おあいみち)」には、鎌倉時代後半から次々と石燈籠が奉納されるようになりました。
現在も御間道の両側には古い石燈籠がずらりと立ち並んでいます。春日大社によると、全国の神社仏閣に奉納された室町時代の燈籠のうち、実に3分の2がこの御間道にあるとされています。
また、神社や寺院の御本殿・御本堂へ続く参道に燈籠を並べる風習も、若宮への燈籠奉納を始まりとして全国へ広がったといわれています。
全国各地で見られる石燈籠の多くが「春日燈籠」と呼ばれていることからも、春日大社と燈籠との深いつながりを知ることができます。
参道沿いの燈籠
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春日万燈籠

春日大社では、2月の節分の夜と8月14日・15日の夜に、境内にある約3,000基すべての燈籠に浄火を灯す「春日万燈籠」が行われます。
浄火を献じて神様に諸願成就を祈願する神事で、約2,000基の石燈籠と約1,000基の釣燈籠が一斉に灯されます。暗闇のなか、参道や朱塗りの回廊を無数の灯りが照らす光景は幻想的です。
かつて燈籠が奉納された際には、灯明に使用する油料も一緒に納められていました。その油が続く限り毎晩火が灯されていたといわれています。
明治時代に入ると一時中断しましたが、節分の万燈籠は明治21年(1888)、中元の万燈籠は昭和4年(1929)に再興されました。
現在も2月の節分と8月14日・15日の年3回、約3,000基の燈籠すべてに浄火が灯されます。
春日大社 春日万燈籠

いつでも万燈籠を体験できる「藤浪之屋」

御本殿の北回廊沿いには「藤浪之屋(ふじなみのや)」があります。
江戸時代までは神職の詰所として使用されていた建物で、現在は釣燈籠に灯りを灯し、春日万燈籠の様子が再現されています。
暗い室内に無数の釣燈籠が浮かび上がり、ゆらめく灯りが広がる空間は、まさに幽玄の世界です。
春日万燈籠が行われる日でなくても、その雰囲気を体験することができるため、春日大社を参拝した際にはぜひ立ち寄ってみてください。
春日万燈籠

「春日大明神」と彫られた石燈籠

春日大社の境内には数多くの石燈籠が立っていますが、ぜひ竿の部分に彫られている文字にも注目してみてください。
多くの石燈籠には「春日社」や「常夜燈」などと彫られていますが、そのなかには「春日大明神」と刻まれた珍しい石燈籠が15基存在するといわれています。
春日大明神の石燈籠
そして、この「春日大明神」と彫られた石燈籠を一晩で3基見つけることができれば、お金持ちになれるという言い伝えがあります。
約2,000基もの石燈籠のなかから探すとなると簡単ではありませんが、参道を歩きながら「春日大明神」の文字を探してみるのも、春日大社ならではの楽しみ方です。
歴史的な燈籠を鑑賞するだけでなく、ぜひ境内を歩きながら探してみてください。

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