開運招福を祈願する「水谷九社めぐり」
境内北側を流れる水谷川、そのほとりに鎮座する水谷神社の周辺には昔から龍神信仰が盛んに行われていました。特に龍王社はその拠点ともいえる中心的な神社でしたが、明治時代の神社制度の改革で総宮神社に合祀されたそうです。それから約140年後の2018年、春日大社は創建1250年を迎えるにあたり龍王社を再興しました。またそれを記念して龍王社と水谷川周辺に鎮座するお社を巡る新たな参拝ルート「開運招福水谷九社めぐり」も誕生しました。
水谷九社めぐり参拝方法
巡拝をご希望される方は御祈祷所にて受付を行ってください。初穂料を納めて祈願札を1枚いただき、それに願意と氏名を記入します。
各神社の賽銭箱の近くにある水谷九社奉拝所に祈願札供えて参拝します。お賽銭は必要ありません。参拝後は祈願札を再び手に持って次の神社へと向かいます。
すべて参拝すると御祈祷所にて御朱印と特別なお守りをいただくことが出来きます。また巡拝するのにかかる時間は30分から40分ほどになります。
参拝順序
御祈祷所を出発し、まずは第1番納札社である
総宮神社(そうぐうじんじゃ)へと向かいます。ご祭神は「伊勢・春日・八幡大神」「白山大神」「三光宮」「二上権現」「窪弁財天」「北向荒神」「睡大神」の7柱の神さまがお祀りされており、建築や住家に関するご神徳をいただくことができます。
第2番納札社は
一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)です。総宮神社の隣に鎮座しているお社で、一言主大神がお祀りされています。ひとつの願い事を真剣に祈願すれば、叶えてくださると言われています。
第3番納札社は
龍王社(りゅうおうしゃ)です。参道から少し離れた場所に鎮座しています。お祀りされている龍王大神は「運気を上昇させ、富貴に導く神」だと信仰されています。
第4番納札社は
水谷神社(みずたにじんじゃ)になります。御本社、若宮神社に次ぐ格式高いお社です。素戔嗚命、大己貴命、奇稲田姫命の3柱の神がお祀りされており、病気封じや八方除けのご神徳が頂けるとされています。
第5番納札社は
浮雲神社(うきぐもじんじゃ)です。道中、車道を通りますので十分ご注意ください。ご祭神には天児屋根命がお祀りされており、運気向上や福徳増進のご神徳が頂けます。またこのお社に参拝することで、御蓋山山頂の本宮神社を登拝するのと同じ御霊験があると言われています。
第6番納札社は
聖明神社(せいめいじんじゃ)です。水谷川近くに鎮座する神社であり、聖明神がお祀りされています。もともと興福寺四恩院に建っていたと言われており、京都の平野神社の今木神と同一神であると考えられているそうです。近世には祭祀に陰陽師が関わるなど、陰陽道と関りが深い神社でもあります。人々に生気をみなぎらせ、日々の暮らしを守護する神さまです。
第7番納札社は
愛宕神社(あたごじんじゃ)です。聖明神社の隣に鎮座しており、火産霊神がお祀りされています。火伏せや必勝の神として信仰されています。
第8番納札社は
天神社(てんじんしゃ)です。聖明神社、愛宕神社から少し離れた場所に鎮座しており、天常立尊がお祀りされています。寿命を司り災難を消してくださる神さまで、北野天神と同じ神とされているそうです。学業成就や受験合格、資格取得のご神徳があります。
第9番納札社は
船戸神社(ふなどじんじゃ)です。天神社から向かわれる際は車道を通りますのでご注意ください。
また船戸神社は正面が斜面になっているため、鳥居をくぐって参拝することができません。横に併設されている階段からお参りください。衝立船戸神がお祀りされており、交通安全や邪気の侵入を防ぐ神さまとして信仰されています。
授与品
すべての神社への参拝が終わりましたら、祈願札を持って御祈祷所にお戻りください。祈願札は回収され春日大社でご祈祷されます。授与品として御朱印と特別お守りが頂けます。また祈願札は上部の「九社巡」と書かれた部分がくりぬくことができまので回収時にくりぬきましょう。授与品として頂けるお守りにはポッケがついているので、そこに入れてことができます。