有名度
大関春日大社
かすがたいしゃ
奈良県奈良市春日野町160
水谷九社めぐり
更新日:2026年9月27日
開運招福を祈願する「水谷九社めぐり」
境内北側を流れる水谷川は、神々がお鎮まりになる春日山から湧き出し、吉城川、佐保川へと流れを変えながら、平城京や大和国原に暮らす人々を潤してきた「生命の水」として大切にされてきました。そのほとりに鎮座する水谷神社の周辺では、昔から龍神信仰が盛んに行われていました。特に龍王社はその拠点ともいえる中心的な神社でしたが、明治時代の神社制度の改革で総宮神社に合祀されました。
それから約140年後の平成30年(2018)、春日大社は御創建1250年を迎えたことを記念して龍王社を再興しました。またそれを記念して、龍王社と水谷川周辺に鎮座する開運招福に霊験高いお社を巡る「開運招福水谷九社めぐり」も始まりました。

水谷九社めぐり参拝方法
巡拝をご希望される方は御祈祷所にて受付を行ってください。受付時間は9:00~15:30、初穂料は1,500円です。
各神社の賽銭箱の近くにある水谷九社奉拝所に祈願札を供えて参拝します。お賽銭は必要ありません。参拝後は祈願札を再び手に持って、次の神社へと向かいます。

巡拝の途中では車道や駐車場を通る場所もありますので、車には十分ご注意ください。巡拝するのにかかる時間は30分から40分ほどです。
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参拝順序
第1番納札社「総宮神社」御祈祷所を出発し、まずは第1番納札社である総宮神社(そうぐうじんじゃ)へと向かいます。
御祭神は伊勢・春日・八幡大神、白山大神、三光宮、二上権現、窪弁財天、北向荒神、睡大神です。
衣・食・住のうち「住」を司るお社として信仰され、住まいを授け、住む人の平安をお守りくださる神様です。建築や住家に関する御神徳をいただくことができます。

第2番納札社は一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)です。総宮神社の隣に鎮座するお社で、一言主大神がお祀りされています。
一事を真剣に祈願すれば叶えてくださる神様として信仰されています。願いが成就した際には、感謝を込めて鳥居を奉納するしきたりもあり、境内には奉納された小さな鳥居を見ることができます。

第3番納札社は龍王社(りゅうおうしゃ)です。参道から少し離れた場所に鎮座しており、龍王大神がお祀りされています。
龍王大神は、天に昇る龍のように運気を上昇させ、富貴に導いてくださる神様として信仰されています。
龍王社は、神山・春日山に鎮座する水徳の神で、中世には善女龍王を祀る高山龍王社とも呼ばれた式内社・鳴雷神社の里宮にあたるお社です。
かつては現在の御祈祷所付近にあった興福寺の祈願所「安居屋」の鎮守社であり、春日における龍神信仰の中心的なお社でした。明治時代に総宮神社へ合祀されましたが、平成30年(2018)に約140年ぶりに再興されています。

第4番納札社は水谷神社(みずやじんじゃ)です。御本社、若宮神社に次ぐ格式高いお社です。
御祭神は素戔嗚命、大己貴命、奇稲田姫命の3柱。難病や疫病を封じ、地相・家相・方位・日柄などから現れる災難を取り除き、福徳円満をもたらす神様として信仰されています。
京都八坂神社の本祀ともいわれるお社で、拝殿前にある子授け石には、子宝に恵まれる御霊験があるとされています。

第5番納札社は浮雲神社(うきぐもじんじゃ)です。道中、車道を通りますので十分ご注意ください。
御祭神は天児屋根命。将来を見通す御力に優れ、運気を向上させ、福徳を増進してくださる神様として信仰されています。
また、このお社に参拝すると、神々が御降臨になった霊峰・御蓋山の頂、浮雲峰に鎮座する本宮神社を登拝するのと同じ御霊験があると伝えられています。
御蓋山は現在も禁足地として入山が制限されているため、実際に山頂へ登らなくても本宮神社をお参りできる貴重なお社です。

第6番納札社は聖明神社(せいめいじんじゃ)です。水谷川近くに鎮座する神社であり、聖明神がお祀りされています。
もともとは興福寺四恩院に建っていたと伝えられ、京都の平野神社に祀られる今木神と同じ神とも考えられています。また近世には祭祀に陰陽師が関わるなど、陰陽道とのつながりも伝えられています。
人々に生気をみなぎらせ、日々の暮らしを守護してくださる神様です。

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第7番納札社「愛宕神社」第7番納札社は愛宕神社(あたごじんじゃ)です。聖明神社の隣に鎮座しており、火産霊神がお祀りされています。
火難を防ぐ愛宕権現として知られ、台所や厨房の守り神として信仰されています。また勝負事を勝利へ導く神様ともされ、火伏せや必勝を願って参拝します。

第8番納札社は天神社(てんじんしゃ)です。聖明神社、愛宕神社から少し離れた場所に鎮座しており、天常立尊がお祀りされています。
寿命を司り、災難を消除して福徳を増進してくださる神様です。北野天神と同じ神とされており、学業成就や受験合格、資格取得の御神徳があります。

第9番納札社は船戸神社(ふなどじんじゃ)です。天神社から向かう際は車道を通りますのでご注意ください。
また船戸神社は正面が斜面になっているため、鳥居をくぐってそのまま参拝することができません。横に設けられた階段からお参りします。
御祭神は衝立船戸神。伊弉諾尊が黄泉の国から逃げ帰る際に投げた杖から生まれた神と伝えられています。
邪気や悪霊の侵入を防ぐ塞神として信仰され、やがて旅人の災難を防ぐ道祖神へとつながりました。現在も交通安全や邪気の侵入を防ぐ神様として篤く信仰されています。

授与品
すべての神社への参拝が終わりましたら、祈願札を持って御祈祷所へ戻ります。水谷九社めぐりを満願すると、九社の御朱印と特別な御守をいただくことができます。
祈願札の上部には「九社巡」と記された丸い部分があり、ここをくり抜いて特別な御守の中へ納めることができます。
春日山から流れる生命の水・水谷川。その流れに沿って、住まい、一願成就、運気上昇、病気平癒、福徳増進、日々の生活、火伏せ、延命長寿、交通安全と、それぞれ異なる御神徳を持つ9つのお社を巡り、開運招福を祈願するのが水谷九社めぐりです。

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