有名度
大関春日大社
かすがたいしゃ
奈良県奈良市春日野町160
摂社 水谷神社
更新日:2025年7月9日
病気平癒のご神徳がある「水谷神社」
御本殿から北に向かって進んだ先、水谷川沿いには摂社「水谷神社」が南に面して鎮座しています。水谷川は神に捧げるための水が汲まれた川であり、下流には禊場があったとされる聖流です。水谷神社は、その水源地に鎮座する上水谷神社の里宮にあたると言われています。1133年の平安時代後期に書かれた「長承注進状」にも登場する、春日大社のなかでも古いお社のひとつです。社殿は三間社流造、拝殿付きで、伝統的な檜皮葺の屋根が特徴です。本殿の下には漆喰で固められた純白の磐座が存在し、西の瑞垣越しに確認することができます。
京都八坂神社の本祀とも言われる神社で、御本殿と若宮神社に次いで格式が高いとされ人々から崇められてきました。

平安時代から幕末までの神仏習合時代は、牛頭天王(ごずてんのう)と称されており、祇園精舎の守護神として、また医薬の神として崇められてきました。鎌倉時代の史料「春日権現験記絵」にも、第四殿にお祀りされている比売神様が戒めとして興福寺の僧侶に病苦を与えるよう、水谷の神さまに命じたという話が残されています。また4月5日に行われる例祭「水谷神社鎮花祭」は、疾病の流行を鎮めるための祭りです。病は、自分の力ではどうにもならない事のひとつであり、神のご神徳にあやかろうとする人が多かったのではないでしょうか。

子宝に恵まれる子授け石
水谷神社の拝殿前には「子授け石」と呼ばれる石があります。陰石とも呼ばれており、向かい側に生えている陽木「槙柏」と一対で信仰されています。


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