本宮神社遙拝所 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

本宮神社遙拝所

更新日:2025年7月9日

本宮神社を遥拝する神聖な場所

本殿と若宮神社を繋ぐ御間道の途中には、本宮神社遙拝所があります。ご祭神「武甕槌命」が降臨したと伝わる御蓋山頂上の浮雲峰に鎮座する神社で、武甕槌命、経津主命、天児屋根命の3柱の神がお祀りされています。延喜式内社に記載されている大和日向神社と同じ神社だと考えられているそうです。御蓋山は御本殿が鎮座する以前から神々の鎮まる神奈備として崇められてきました。毎月1日には神饌をお供えし、本宮神社を遥拝します。
本宮神社遙拝所
鎌倉時代後期に成立した歴史書のひとつに「百錬抄」があります。公家の日記など様々な記録を抜粋し編集した書物であり、その中に本宮神社と思われる記載も残されています。
またこの場所には古くから磐座があったと考えられており、さらに近隣には中世から近世にかけて興福寺の僧侶が雨乞いを行った経塚遺跡群もあります。1287年1月15日には興福寺一乗院の門跡が参拝に訪れたとの記録も残っています。興福寺との繋がりも、うかがい知ることができます。

旧社殿を下賜する「春日移し」

春日大社の式年造替には「春日移し」と呼ばれる、旧社殿を下賜し移築する習わしがあります。御本殿については国宝に指定されているため、建て替えすることができませんが、摂末社に関しては現在も移築が行われることがあるそうです。2016年に行われた式年造替では、本宮神社の社殿が京都府笠置町の笠置寺に移築されました。
本宮神社の春日移し
旧社殿の大きさは、高さ約2.6メートル、幅約0.7メートル、奥行き約1メートルになります。
笠置寺に鎮座する春日明神社の社殿として移築されました。鎌倉時代に勧請された神社ですが1331年に起こった笠置山の戦いで焼失しており、今回の春日移しで685年ぶりに再興されました。笠置寺は春日大社から車で40分ほどの場所にあります。かつての本宮神社を間近で見ることができますので、ご興味のある方はこちらにも訪れてみることをおすすめします。

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