有名度
大関春日大社
かすがたいしゃ
奈良県奈良市春日野町160
御蓋山浮雲峰遙拝所
更新日:2026年9月28日
神の力が伝わる神聖な場所「御蓋山浮雲峰遙拝所」
御本殿の東側、東回廊の外側には「御蓋山浮雲峰遙拝所(みかさやまうきぐものみねようはいじょ)」があります。春日大社第一殿の御祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)が、白鹿の背に乗って天降ったと伝えられる「御蓋山頂上浮雲峰」を遙拝するための場所です。
春日大社では、奈良時代の初め、平城京を守護するために武甕槌命が鹿島から御蓋山頂上の浮雲峰へお迎えされたと伝えられています。その後、神護景雲2年(768)に現在の場所に御本殿が造営されました。

御蓋山を含む春日山は古くから春日大神の神山として大切に守られてきました。平安時代の承和8年(841)には狩猟や伐採が禁止され、その後も長い年月にわたって神域として森林が守られてきました。
浮雲峰から平城京大極殿へ続く尾根線
御蓋山浮雲峰遙拝所が設けられている場所にも大きな意味があります。御蓋山頂上の浮雲峰から春日大社の御本殿を通り、奈良時代の都・平城京の大極殿までがひとつの尾根線上に位置しています。
大極殿は天皇の即位や国家的な儀式などが行われた、平城宮の中心となる建物です。平城京の東端に位置する御蓋山から、その大極殿へと神様のお力が伝わる大変尊い場所であると春日大社では伝えています。
春日大社の御本殿がなぜ現在の場所に鎮座しているのかを考えるうえでも、この「浮雲峰―御本殿―大極殿」という位置関係は見逃せません。
御本殿特別参拝の際には、御本殿だけでなく御蓋山浮雲峰遙拝所にも立ち寄り、武甕槌命が天降ったと伝わる神山・御蓋山へ祈りを捧げてみてください。

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