後殿末社 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

😞 🙁 😐 🙂 😄

後殿末社

更新日:2026年9月27日

約140年ぶりに参拝できるようになった「後殿末社」

春日大社の御本殿の真後ろには5つの末社が鎮座しており、「後殿末社」と呼ばれています。八雷神社、栗柄神社、海本神社、杉本神社、佐軍神社の5社で、いずれも災難厄除けに関わる御神徳を持つ神様がお祀りされています。
後殿へと通じる後殿御門は、明治維新以来長く閉ざされたままとなっていましたが、第60次式年造替を機に、およそ140年ぶりに開門されました。
ただし、5社のすぐ近くまで入って参拝できるわけではありません。後殿御門に設けられた参拝所から、御本殿の真後ろに鎮座する神々をお参りする形になります。
御本殿の表側とは雰囲気が異なり、長い間一般の参拝者が目にすることのできなかった場所です。特別参拝の際には、御本殿だけでなく後殿御門からその奥にも注目してみてください。
後殿末社 参拝所

八雷神社

真正面に見える少し高台にあるお社が、春日大社の末社である八雷神社(はちらいじんじゃ)です。御祭神は八雷大神(はちらいおおかみ)で、春日龍神信仰では八大龍王として信仰されています。
御本殿の鬼門を守る神様で、八大龍王の御力によって雷と黒雲を自由に操り、御殿を自由に出入りして人々の願いを叶えると伝えられています。
古くから雨乞いの神様として信仰され、雷を司ることから雷除けの御神徳でも知られています。現代では電話・通信・電気など電気に関係する人々や企業からも篤い崇敬を集めています。
現在は「春日五大龍神めぐり」の第4番参拝所にもなっています。例祭は4月15日です。

栗柄神社

八雷神社の隣、木々の間に鎮座しているのが栗柄神社(くりからじんじゃ)です。
御祭神は火酢芹命(ほすせりのみこと)。門戸、つまり建物の出入口を守る神様で、災いが入ってくることを防ぐ除災の神様として崇敬されています。
後殿末社の中でも、入口を守るという非常に分かりやすい役割を持つ神様です。例祭は4月15日に行われます。

海本神社

後殿御門から見て左側に3社が並んで鎮座しており、その一番奥にあるのが海本神社(かいもとじんじゃ)です。
御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)。水徳の神様として信仰され、五穀豊穣や食の安全を守る御神徳があるとされています。
私たちの生命に欠かすことのできない水と、そこから生み出される農作物や食を守ってくださる神様です。例祭は4月25日に行われます。
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杉本神社

左側に並ぶ3社の真ん中に鎮座しているのが杉本神社(すぎもとじんじゃ)です。
御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)で、山岳を守護する神様として信仰されています。
興味深いのが、現代では山のように高い場所を守る御神徳から、高層マンションや建物の高層階で生活する人、高層ビルなどで働く人々の安全を守る神様としても崇敬されていることです。
古くからの山岳守護の信仰が、現代の暮らしに合わせた信仰へとつながっている珍しい神社です。例祭は4月25日です。

佐軍神社

左側に並ぶ3社のうち、一番手前に鎮座しているのが佐軍神社(さぐんじんじゃ)です。
御祭神は布津之霊大神(ふつのみたまのおおかみ)。石上神宮の御祭神と同じ神様で、国土平定に大きな霊験を示したことから、災禍を祓い、悪因・悪縁を断ち切る神様として信仰されています。
後殿御門から最も手前に見えるお社で、悪い縁や災いを断ち切り、平穏を守ってくださる神様です。例祭は4月25日に行われます。
後殿末社 社殿

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