風宮神社 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

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風宮神社

更新日:2026年9月27日

罪や穢れを吹き祓う「風宮神社」

御本殿の真西に鎮座しているお社は、春日大社の末社である風宮神社(かぜのみやじんじゃ)です。御祭神は級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長津姫命(しなつひめのみこと)の2柱で、風を司る神様として信仰されています。
風は目に見えないものの、雲を動かし、雨を運び、季節を移り変わらせるなど、人々の暮らしと深く関わってきました。風宮神社の神様は、風だけでなく息吹を司る生命の神様としても信仰されています。
また古くから西風の害から御本殿を守るとともに、外敵を吹き祓う攘災神として崇められてきました。御本殿の真西という鎮座場所にも、御本殿を西風や災いから守るという風宮神社の役割が表れています。例祭は9月1日に行われます。
風宮神社 社殿
春日大社では、人々が知らず知らずのうちに犯した罪や身についた穢れも、風の神様の力を借りて吹き祓うと考えられてきました。
その信仰を現在に伝えているのが、春日祭の前儀として行われる「巳之祓式(みのはらえしき)」です。春日祭に奉仕する神職を御神木で祓い清め、祓いに使用した御神木は風宮神社の御垣の隅へ納められます。
春日大社にとって風宮神社は、単に風を司る神様をお祀りするだけでなく、御本殿を災いから守り、祭りに奉仕する人々を清浄な状態へと導く重要なお社でもあります。
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子授けのご利益がある「七種寄木」

風宮神社の御垣の中には、「七種寄木(なないろのやどりぎ)」と呼ばれる珍しい木があります。
イスノキ、ヤマザクラ、ツバキ、ナンテン、ニワトコ、フジ、カエデという7種類の植物が一体となって共生している木で、古くから風の神様の威徳によって種子が集められたと伝えられています。
異なる7種類の植物がひとつの場所に集まり、成長している姿そのものが風宮神社の風の神様の力によるものと考えられてきたのでしょう。
七種寄木
さらに「やどり木」の「やどる」が「子が宿る」に通じることから、子授けの霊木としても崇められてきました。
現在も紙捻(こより)に願い事を書いて枝に結びつける信仰があります。風宮神社を参拝する際には、社殿だけでなく御垣の中にも目を向け、7種類もの植物が共生する珍しい七種寄木にも注目してみてください。

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