末社 椿本神社 | 春日大社 - 神社ファン

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大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

末社 椿本神社

更新日:2025年7月9日

魔物祓いの神を祀る「椿本神社」

御本殿の北西、風宮神社の裏側には春日大社の末社である「椿本神社(つばきもとじんじゃ)」が鎮座しています。お社の近くに椿の木があったことが神社名の由来です。春日明神の眷属「角振神(つのふりのかみ)」がお祀りされており、災難を祓う神として人々から広く信仰を集めています。
椿本神社 社殿
椿本神社は、昔から魔物退治の神としても崇められていました。鎌倉時代の史料「春日権現験記絵(かすがごんげんげんきえ)」にも、関白藤原忠実の御殿に魔物である天狗法師が忍び込み、それをご祭神の霊威によって追い払うという話が残されています。
また椿の木も、古くから神聖な木として魔除けの力を持っていると信じられてきました。歴史は古く、日本最古の書物と言われる「古事記」や日本書紀にも椿は登場しています。
椿本神社は強い魔除けのご利益をいただけそうです。ご興味のある方はぜひ訪れてみてください。

春日明神の霊験を描いた「春日権現験記絵」

椿本神社のご神徳が記された春日権現験記絵についてご紹介させていただきます。春日大社の神々の霊験譚を描いた絵巻物で、全20巻、詞は鷹司基忠の他4名が分担で執筆し、絵は宮廷絵所である高階隆兼が描いたと言われています。
春日権現験記絵平凡社(wikipedia パブリック・ドメイン)
春日大社に秘蔵されていましたが江戸時代後期に流出し、現在は皇居東御苑内にある三の丸尚蔵館に収蔵されています。美しく発色した絵具で描かれた繊細な絵は他の追随を許さず、有数の絵巻物だと言われています。
当時の生活様式や社会的な習慣などが記されており、また欠けることなく全巻が揃った史料として、2021年に国宝に指定されました。

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