御本殿・御祭神・ご利益 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

御本殿・御祭神・ご利益

更新日:2025年7月9日

春日造の御本殿

春日大社の境内奥には、御本殿4棟が南向きで鎮座しています。御蓋山頂上の浮雲峰から平城京の大極殿まで続く尾根線上に、山の傾斜に合わせて階段状に建てられています。東から西に向かって第一殿、第二殿、第三殿、第四殿が並列しており、4棟とも形や大きさが同じ建物になります。第一殿と第二殿の間には白の漆喰で固められた純白の磐座も存在します。
本殿Nekosuki (wikipedia CC 表示-継承 4.0)
春日大社の御本殿は「春日造」で造られており、代表的な神社建築の形式のひとつとして知られています。
各御本殿とも切妻造り妻入で、優美な曲線を描いた檜皮葺の屋根には切妻破風と千木が飾られており、正面には片流れの向拝が設けられています。御間塀(おあいべい)と呼ばれる板塀が御本殿間を繋いでいることも特徴のひとつです。貴重で高価な顔料「本朱」のみが使用された建物であり、これは日本で唯一、春日大社のみだと言われています。
春日造の代表的な建築物として1956年(昭和31年)に国宝に指定された貴重な建築物です。

御祭神・ご利益

春日大社の御祭神は第一殿に武甕槌命(たけみかづちのかみ)、第二殿に経津主命(ふつぬしのかみ)、第三殿に天児屋根命(あめのこやねのみこと)、第四殿は比売神(ひめがみ)です。総称して春日神と呼ばれます。天児屋根命は藤原氏の祖神とされ、比売神は天児屋根命の妻とされています。
春日大社は藤原氏の氏神を祀る神社であり、「出世開運」や「商売繁盛」のご利益があります。また「学業成就」や「開運厄除」もあります。
本殿案内版
本殿には近づくことはできませんので、中門から参拝します。またお賽銭箱が置かれている箇所は撮影禁止ですのでご注意ください。

20年に一度行われる式年造替

春日大社の御本殿は768年の奈良時代に創建されて以降、約20年に一度「式年造替」が行われてきました。御本殿の場所は変えずに建物の一部、もしくは全部を式年ごとに建て替える制度であり、これまでに60回を数えます。60回を超える式年造替は、春日大社の他には伊勢神宮のみだと言われています。現在の御本殿は1863年の江戸時代末期に建てられたものですが、明治時代以降は所領が廃止され、費用の寄進を行っていた江戸幕府もなくなるなど様々な事情から修理のみの造替となりました。現在も国宝に指定されているため、建て替えることはできませんが、毎回建て替えに近い大修理が行います。
檜皮葺の屋根は新しく葺き替えられ、古い本朱は剥ぎ取り新たに塗り直しが行われます。建物の傷んだ部分はすべて交換されるそうです。
造替の際には、御本殿と若宮のご祭神は仮の社である内侍殿に移されます。御本殿より西側に位置する建物で、平安時代に初めて建てられたと言われています。春日祭にて奉仕する内侍(女性)が控えた場所であり、現存する内侍殿は室町時代前期に造られました。1901年(明治34年)には国の重要文化財に指定された貴重な建物です。参拝に訪れた際は、ぜひこちらにも訪れてみてください。

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