社頭の大杉 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

社頭の大杉

更新日:2025年7月9日

春日大社を見守ってきた大杉

林檎の庭の北西、中門手前には注連縄が張られた大きな杉の木が植えられています。目通り周囲約8.7メートル、高さは約25メートルの巨大な樹木です。鎌倉時代に成立した「春日権現験記」の中にも若木として描かれており、推定樹齢は約800年から1000年だといわれています。長い間、春日大社の歴史を見守り続けてきたご神木です。
社頭の大杉
杉の根元に注目してみてください。一本の木が斜めに延びている様子を確認することができます。樹齢約500年の柏槙(びゃくしん)で、直会殿の屋根を突き抜けて生えています。
直会殿の屋根を突き抜けた杉
この直会殿は江戸時代前期に建てられた貴重な建築物で、国の重要文化財にも指定されています。屋根に穴が開けられている状態は建物にとって好ましい事ではありませんが、それでも伐採されないのは「自然を大切にする」という春日の樹木信仰に基づいています。

住吉三神をお祀りする「末社 岩本神社」

大杉の前には岩本神社と呼ばれるお社が鎮座しています。住吉三神がお祀りされていることから以前は住吉社と呼ばれていました。しかし境外社の住吉社と区別するために、明治初年に岩本社と名称が変更になったそうです。航海安全、和歌の道、そして受験合格のご神徳があるとして篤く信仰されています。
岩本神社 社殿
お社の前の石畳は、かつて「住吉檀上」と呼ばれた場所でした。
近世に書かれた春日大社の社務日誌にも、春日祭の際に社司が住吉壇上にて蹲踞したとの記録が残されており、重要な儀式が行われてきた場所のひとつであると考えられています。

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