剣先道 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

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剣先道

更新日:2026年9月28日

藤原氏が通った特別な参道「剣先道」

伏鹿手水所・祓戸神社から御本殿へ向かうと、参道が二手に分かれています。その左側へ斜めに延びている道が「剣先道(けんさきみち)」です。
分岐点には扇形に敷石が並び、その要となる部分をよく見ると、石が剣の先のような形をしています。これが「剣先道」という名前の由来とされています。
剣先道
剣先道は藤原氏と深い関わりを持つ特別な参道です。通常の参道より御本殿への近道となっており、春日祭では藤原姓の勅使がこの道を進み、藤鳥居をくぐって慶賀門から御本殿へ向かいました。藤原氏の氏神として篤い崇敬を受けてきた春日大社らしく、境内に残された藤原氏ゆかりの道です。
剣先道を進んだ先にある藤鳥居の周辺には、現在も藤の老木が数多く残っています。鳥居を抜けた左手では、石燈籠の後ろに太い藤の根がとぐろを巻くように伸び、蔓は道の上空を横切って向かい側の杉に絡みついています。
また、剣先道の名前の由来となった剣形の石については、昔から先端部分を踏むと良くないことが起きるため、踏んではならないと伝えられています。春日大社は多くの参拝者で賑わうため、分岐点を通る際には足元にも注目してみてください。
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約3000基の中で唯一といわれる「夫婦鹿の燈籠」

表参道と剣先道との分岐点に建つ石燈籠にも注目してください。
一般的な春日大社の石燈籠では、六角形の基壇に蓮弁の受花などが彫られていますが、この燈籠には臥せた雄鹿と雌鹿の夫婦鹿が彫られています。
夫婦鹿の燈籠
春日大社の境内には約3000基もの燈籠があります。平安時代から奉納が始まり、長い年月を経た燈籠が数多く残されていますが、雄と雌の鹿が一緒に彫られているのは、この燈籠だけといわれています。
現在一般に造られている春日燈籠でも、一対の場合は一基に雄鹿、もう一基に雌鹿を彫るのが基本とされており、一基の燈籠に夫婦の鹿を表した珍しい意匠です。
春日大社 夫婦鹿の燈籠の彫刻
夫婦鹿の燈籠を見つければ、夫婦円満や恋愛運の向上が期待できるといわれる密かな人気スポットです。剣先道を訪れた際には、剣先の石だけでなく、仲良く寄り添う夫婦鹿もぜひ探してみてください。

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