飛火野 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

飛火野

更新日:2025年7月9日

鹿が生息する自然豊かな「飛火野」

一之鳥居から表参道をまっすぐ進んだ先には、右手に飛火野(とびひの)と呼ばれる芝生の原が広がります。春日大社の神体山である御蓋山や、山焼きで有名な若草山を望むことが出来る大変見晴らしの良いスポットです。
飛火野
周囲には森が広がり、春は桜、秋は紅葉と訪れる人を楽しませてくれます。神の使いでもある鹿が多く生息するスポットでもあります。
飛火野には大きな木「飛火野の大楠」があります。明治41年に陸軍大演習が行われ、饗宴の際に明治天皇がお座りになられた玉座の跡に植えられた楠です。遠くの方から見ると一本の大木にみえますが、三本の木が寄り添って立っています。樹齢は100年程で、樹高は約25m、3本合わせた幹回りは訳11mにもなります。
飛火野の大楠
飛火野は春日の地に鹿島大明神が着いた際、お供の八代尊(やしろのみこと)が光明のため口から火を吐いたと伝わる場所です。炎はまるで飛んでいるかのように舞い上がり、いつまでも消えなかったことから「飛火野」と名前が付けられたと言われています。かつては「とぶひの」とも呼ばれていたそうです。
また飛火は、かつて情報の伝達手段でもあった烽火(のろし)を意味するという説もあると言われています。
かつては御蓋山を信仰する祭祀の地でもありました。また万葉集には貴族たちが球技のひとつである打球を行ったことが記述されています。平安時代には若菜摘みや花見などが行われるなど、遊びの名所として有名なスポットでもあったそうです。

奈良の風物詩「鹿寄せ」

飛火野では、鹿の保護活動を行う「奈良の鹿愛護会」によって開催される伝統行事「鹿寄せ」が行われます。通常は予約制の有料イベントですが、夏と冬の決まった期間中は無料で参加することができます。
鹿寄せで集まった鹿
ナチュラルホルンの音に引き寄せられ、森の奥からたくさんの鹿が集まります。鹿たちにはご褒美にどんぐりや鹿せんべいが与えられ、それらを美味しそうに食べるのどかな風景を見ることが出来ます。
鹿寄せは1892(明治25)年の鹿園竣工奉告祭にラッパを用いて行われた事が始まりなのだそうです。奈良でしか見ることのできない風景です。ぜひ一度体感してみてください。

鹿だらけ

鹿寄せを利用しなくても飛火野や参道に鹿が溢れています。鹿の目的は鹿せんべい。観光客を見かけるとお辞儀しながら寄ってきます。最近は外国の方が多く、鹿せんべいをあげる姿はあちこちで見られます。

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