一の鳥居 | 春日大社 - 神社ファン

有名度

大関

春日大社

かすがたいしゃ

奈良県奈良市春日野町160

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一の鳥居

更新日:2026年9月28日

日本三大木造鳥居のひとつ

春日大社の入口には、一の鳥居と呼ばれる大鳥居が建っています。社伝では承和3年(836)に創建されたと伝えられており、確実な史料では康平6年(1063)の『皇年代記』からその存在が確認できます。現在の鳥居は寛永11年(1634)頃に造替されたとみられています。1961年(昭和36年)に発生した第2室戸台風で倒壊しましたが、大修理によって復旧されました。
鳥居の高さは6.75メートル。木造の春日鳥居で、柱にはヒノキの厚板16枚を桶のように張り合わせて円柱にする「桶側式」と呼ばれる構造が用いられています。福井県の氣比神宮と広島県の厳島神社の大鳥居とともに、日本三大木造鳥居のひとつに数えられています。1942年(昭和17年)6月26日には国の重要文化財に指定された、春日大社を代表する大鳥居です。
一の鳥居
一の鳥居は主要道路である三条通との境界に位置しています。この三条通は、もとは平城京の三条大路でした。平城京時代には幅約24メートルの大路で、その後道幅は狭くなったものの、その位置は約1300年にわたって受け継がれてきました。また一の鳥居も、かつては春日大社と興福寺旧境内との境に建っており、結界の役目をしていました。
一の鳥居をくぐると、御本社へ向かって東へまっすぐに表参道が延びています。この道は古くから馬場としても用いられ、藤原氏の貴族たちが華やかな行列を整えて進んだ道でもあります。現在も一の鳥居から萬葉植物園前へ続く表参道には、春日若宮おん祭の競馬や稚児流鏑馬など、春日大社の長い祭礼の歴史を伝える場所が残されています。
訪れた際はぜひ鳥居の柱にも注目してください。大きな鉄の輪が取り付けられていることが確認できます。
一の鳥居の大きな鉄の輪
3月に行われる春日祭や12月に行われる春日若宮おん祭の時には、この輪に「立榊」と呼ばれる大きな榊が立てられます。現在は榊の代わりにナギが用いられており、江戸時代までは常時立てられていたと伝えられています。
春日祭に先立つ3月10日には「辰の立榊式」が行われます。春日祭の前儀のひとつで、一の鳥居に大きな榊を立て、境内の清浄さをさらに高める神事です。普段の堂々とした朱塗りの大鳥居に加え、祭礼の時期に緑豊かな立榊で彩られた姿も見どころのひとつです。

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