有名度
関脇西宮神社
にしのみやじんじゃ
兵庫県西宮市社家町1−17
西宮神社の祭事・年中行事と見どころ
更新日:2026年11月7日
毎月10日に開かれる「招福縁日 十日市」
西宮神社では、毎月10日に「招福縁日 十日市(とおかいち)」が開催されています。1月10日の十日えびすにちなんだ縁日で、1月と7月を除く毎月10日、午前10時から午後2時まで境内の参道にさまざまな店が並びます。十日市では、野菜や果物、パン、和洋菓子などの食品をはじめ、手作りの雑貨や工芸品などが販売されます。えびすさまの縁日に合わせて地域の人々が集まり、買い物や交流を楽しめる催しとなっています。
また、西宮神社では毎月1日・10日・20日に旬祭(月次祭)が斎行されています。10日の旬祭では、地元の和菓子店などが月替わりで製作する「とおかし」が参列者に授与される取り組みも行われています。毎月10日は、えびすさまへの感謝を捧げる参拝と、地域のにぎわいが結びついた特別な日となっています。
子どもの健やかな成長を願う「子供の日祭・えべっさんこどもまつり」
毎年5月5日のこどもの日には、子どもたちの健やかな成長と幸せを祈願する「子供の日祭」が斎行されます。これに合わせて、境内では「えべっさんこどもまつり」が開催され、家族連れを中心に多くの人々でにぎわいます。こどもまつりでは、ミニ新幹線の乗車会や輪投げ大会、大道芸など、子どもたちが楽しめるさまざまな催しが行われます。飲食店の出店もあり、普段は静かな境内が子どもたちの笑顔と歓声に包まれます。
また、西宮神社と深い関わりを持つ「えびすかき」の人形操りも上演されます。えびすかきは、かつて西宮を拠点とする人形遣いたちが全国を巡り、えびすさまの御神影札を配りながら演じた芸能です。子どもたちが伝統芸能に触れられる機会にもなっています。
同じ5月5日には関西吹奏楽功労者顕彰祭も行われ、境内では吹奏楽の奉納演奏が披露されます。子どもの成長を願う神事とともに、地域の文化や芸能に親しめる一日となっています。
えびすさまの創建伝説を再現する「御輿屋祭」
毎年6月14日に行われる御輿屋祭(おこしやまつり)は、西宮神社の創建伝説に由来する重要な祭事です。伝説によると、和田岬の沖に出現したえびすさまは、西宮へお遷りになる途中、現在のおこしや跡地で居眠りをされました。お供の人がえびすさまを起こそうとしてお尻をひねったところ、目を覚まされ、再び西へ進まれたと伝えられています。
祭りでは、びわで飾り付けた神輿にえびすさまをお乗せし、浴衣姿のびわ娘や神社関係者などが行列を組んでおこしや跡地へ向かいます。跡地では御輿屋祭が斎行され、神楽の奉納やびわ娘によるびわの無料配布などが行われます。
この祭りには、故事にならって参拝者が互いのお尻をひねってもよいという風習があったことから、「尻ひねりまつり」という別名があります。また、西宮ではこの日から浴衣を着始める習慣があったため「ゆかたまつり」、旬のびわを神前に供えることから「びわまつり」とも呼ばれています。
えびすさまが現在の西宮神社に鎮座されるまでの伝説を、神輿の渡御によって再現する、西宮ならではの歴史ある祭事です。
神池の天の川と夏の風物詩「七夕・あらえびす夜まつり・えびす萬燈籠」
西宮神社では、7月10日の沖恵美酒神社の例祭を中心に「夏えびす」と呼ばれる行事が開催されます。七夕、あらえびす夜まつり、夏祭、えびす萬燈籠などが行われ、夏の境内は昼夜を通してにぎわいます。7月7日の七夕には、夕方から神池にLEDライトを用いた天の川が出現します。約1,800個の光が水面を彩り、幻想的な景観が広がります。参道には笹竹が飾られ、参拝者は願い事を書いた短冊を結ぶことができます。神池の天の川は7月10日と20日にも実施されます。
7月9日・10日には、沖恵美酒神社の例祭に合わせて「あらえびす夜まつり(ヱビスビールフェスタ)」が開催されます。境内の松林を中心に、ヱビスビールの飲み比べや地元飲食店によるご当地グルメなどが楽しめ、夏の夜の境内が活気に包まれます。
7月20日の夏祭では、暑気払いと無病息災を願う湯立神楽が奉納されます。湯立神楽は、釜で沸かした湯を用いて清めや厄除けを祈願する神事で、夏の健康と平穏を願うものです。
同日の夜には「えびす萬燈籠(まんとうろう)」が行われます。点灯式に続き、境内にある約330基の石燈籠と約5,000個のろうそくに御神火が灯され、参道や社殿周辺が柔らかな光に包まれます。神池の天の川とともに、昼間とは異なる幻想的な境内景観を楽しめる夏の代表行事です。
神輿と御座船が西宮を巡る「西宮まつり・例祭・渡御祭」
西宮神社では、毎年9月21日から23日までの3日間、「西宮まつり」が行われます。22日の例祭は西宮神社にとって1年で最も重要な祭典であり、21日の宵宮祭、23日の渡御祭と合わせて盛大に斎行されます。21日の宵宮祭では、祭りの始まりを神前に奉告し、奉納演芸会などの催しが行われます。22日の例祭では、えびす大神への感謝と地域の平安、繁栄を祈願する厳粛な祭典が執り行われ、稚児行列や子ども樽みこしなどの神賑行事も行われます。
23日の渡御祭では、えびすさまをお乗せした神輿が西宮の町を巡る陸渡御が行われます。途中の御旅所では御旅所祭が斎行され、地域の人々がえびすさまをお迎えします。
さらに、えびすさまをお乗せした御座船を中心に船団を組み、西宮の海を巡る海上渡御も行われます。御前浜沖では海上安全を祈願する「かざまつり」が斎行され、船による神幸が続きます。海上渡御は、漁業や海運の神様として信仰されてきたえびすさまと、西宮の海との深い関わりを伝える神事です。
3日間にわたる西宮まつりは、神社の最も重要な例祭を中心に、地域の人々が参加する伝統行事として受け継がれています。
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