えびす信仰資料展示室・境内句碑 | 西宮神社 - 神社ファン

有名度

関脇

西宮神社

にしのみやじんじゃ

兵庫県西宮市社家町1−17

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えびす信仰資料展示室・境内句碑

更新日:2026年11月7日

全国のえびす信仰を紹介する「えびす信仰資料展示室」

西宮神社の社務所1階にある「えびす信仰資料展示室」は、全国各地に伝わるえびす信仰に関する資料を紹介する展示施設です。えびすさまをかたどった人形やお面、絵画、土鈴、縁起物など、多彩な資料を通して、地域ごとに異なるえびすさまの姿や信仰の広がりを知ることができます。
西宮神社は、全国に広がるえびす信仰の中心として知られています。江戸時代には御神影札が各地へ頒布され、商売繁盛や豊漁を願う人々の間でえびす信仰が広まりました。展示室では、こうした信仰が人々の暮らしの中で育まれてきた様子を、各地の民芸品や信仰資料から見ることができます。
展示資料の中には、2022(令和4)年6月1日に大阪築港の天保山付近に漂着した「漂着えびす神像」もあります。大きなチヌ(黒鯛)に導かれた釣り人が、港住吉神社の前で神像を発見して引き上げたと伝えられています。その後、発見者が自宅でお祀りしていましたが、同年6月8日に西宮神社へ奉納されました。海から流れ着いた神像をお祀りするという、西宮神社の創建伝承にも通じる出来事です。
展示室では年に3~4回展示替えが行われ、季節やテーマに応じた資料が公開されています。開館時間は9時から16時までです。
西宮神社 えびす信仰資料展示室
また、社務所の玄関ロビーには、西宮市出身の俳優・鈴木亮平さんや歌手・あいみょんさんをはじめ、西宮神社にゆかりのある芸術・芸能関係者が奉納した絵馬が展示されています。著名人の願いや神社とのつながりに触れられる場所としても親しまれています。
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松尾芭蕉や上島鬼貫の句を刻む「境内句碑」

西宮神社の境内には、俳人や川柳作家の作品を刻んだ句碑が点在しています。表大門(赤門)近くの松林と南門入口付近には、江戸時代を代表する俳人・松尾芭蕉に関わる句碑が建てられています。
松林にある句碑には、松尾芭蕉の「春もやゝ けしきととのふ 月と梅」と、同じく江戸時代の俳人・上島鬼貫の「にょっぽりと 秋の空なる 富士の山」が刻まれています。碑の裏面には天保癸卯(1843年)冬の日付と17人の句が記されており、江戸時代後期の俳諧文化を伝えています。
西宮神社 森林にある松尾芭蕉の句稗
南門入口近くの芭蕉句碑には、「扇にて 酒くむかげや ちる桜」の句が刻まれています。これは芭蕉が吉野を訪れた際の紀行文『笈の小文』に収められた句で、1983年ではなく1993(平成5)年3月、芭蕉の没後300年を記念して西宮俳句協会が建立しました。
西宮神社 南門入口近くの松尾芭蕉の句稗
また、沖恵美酒神社の参道脇には、川柳結社「時の川柳社」の会長を務めた小松原爽介氏が奉納した句碑があります。「人間はなぜにうつむく空無限」という句が刻まれており、2007(平成19)年3月4日に奉納式が斎行されました。
これらの句碑は、西宮神社が信仰の場であるとともに、俳諧や川柳などの文化活動とも深く結びついてきたことを伝えています。
西宮神社 小松原爽介氏が奉納した句碑

関西の吹奏楽文化を伝える「関西吹奏楽功労者の碑」

表大門近くの境内には、関西の吹奏楽の発展に貢献した人々を顕彰する「関西吹奏楽功労者の碑」が建っています。碑には、世界的な指揮者であり、大阪フィルハーモニー交響楽団の創設者として知られる朝比奈隆氏の教えの言葉が刻まれています。
毎年5月5日は「関西吹奏楽の日」とされ、碑の前では関西吹奏楽功労者顕彰祭が斎行されています。顕彰祭では、吹奏楽の普及や発展に尽くした人々をたたえるとともに、地元の中学校や高校の吹奏楽部、地域の吹奏楽団などによる奉納演奏が行われています。
西宮神社では、神事や祭礼に加えて音楽文化に関わる催しも行われており、この顕彰碑は地域に根付いた吹奏楽の歴史と、その発展を支えてきた人々の功績を伝える場所となっています。
西宮神社 関西吹奏楽功労者の碑

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