梶原の井 | 生田神社 - 神社ファン

有名度

関脇

生田神社

いくたじんじゃ

兵庫県神戸市中央区下山手通一丁目2番1号

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梶原の井

更新日:2026年8月11日

源氏の武将が武運を祈った井戸

楼門の右横、手水舎の近くに、梶原の井(かじわらのい)と呼ばれる井戸があります。静かな一角にひっそりと残る井戸で、生田の森が源平合戦の舞台となった歴史を今に伝える史跡の一つです。現在は井戸全体が覆いで保護されているため、水面を見ることはできませんが、現地には由緒を伝える案内板が設けられています。
生田神社 梶原の井
約800年前、生田の森で源平の合戦がくり広げられたとき、源氏の武将・梶原景季が、この井戸の水を汲み、生田の神に武運を祈ったと伝えられています。景季は、境内の梅を箙(えびら)に挿して戦場へ向かった「箙の梅」の逸話でも知られる若武者です。戦いを前に神前へ祈りを捧げたことから、この井戸は景季ゆかりの史跡として語り継がれてきました。
生田神社 梶原の井の中
この井戸には、もうひとつ興味深い言い伝えが残されています。景季が水を汲んだとき、咲き誇る箙の梅の花が水面に美しく映っていたというものです。そのことから、「かがみの井」の名でも呼ばれるようになりました。現在は水面を見ることはできませんが、この伝承は今も大切に受け継がれています。
生田神社 梶原の井の隣りにある歌碑
井戸のそばには、梶原景季の歌を刻んだ歌碑も建てられています。

けふもまた 生田の神の 恵みかや
ふたたび匂ふ 森の梅が香

生田の神への感謝と、境内に漂う梅の香りを詠んだ歌と伝えられています。「箙の梅」の逸話とあわせて見ることで、武勇だけでなく風雅を愛した景季の人柄にも思いをはせることができます。歴史と文学が息づく、生田神社ならではの見どころです。

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