松尾神社 | 生田神社 - 神社ファン

有名度

関脇

生田神社

いくたじんじゃ

兵庫県神戸市中央区下山手通一丁目2番1号

😞 🙁 😐 🙂 😄

松尾神社

更新日:2026年8月11日

酒造・農工業の神をまつる社

二の鳥居をくぐって右手側、参道を挟んで大海神社と向かい合う位置に、酒造と農工業の神をまつる松尾神社が鎮座しています。入口には石の鳥居が立ち、玉垣に囲まれた奥には、屋根を銅板で葺いた朱塗りの社殿が建っています。落ち着いた佇まいの境内には、古くから酒造りに携わる人々の信仰が受け継がれています。
生田神社 松尾神社 鳥居と社殿
御祭神は、大山咋命(おおやまくいのみこと)です。京都の松尾大社に祀られている神として知られ、酒や味噌、醤油をつくる人々から、醸造の守り神として仰がれてきました。生田神社が古くから酒づくりにゆかりの深い場所であったことから、この地に酒の神が祀られています。その歴史を今に伝えるのが、松尾神社の手前に建つ「灘五郷酒造の発祥地」の碑です。
生田神社 松尾神社 社殿

灘五郷酒造の発祥地

松尾神社の手前には、「灘五郷酒造の発祥地」と刻まれた碑が立っています。神功皇后の外征ののち、朝廷では毎年、三韓から訪れる使節を、脇浜の沖にあたる敏馬浦でもてなす習わしがありました。使節が都に入るときと帰るとき、二度にわたって宴が催されたといいます。
『延喜式』の玄蕃寮によれば、その席に用いる酒は、摂津の生田・広田・長田と大和の片岡、四つの社から稲を五十束ずつ、あわせて二百束を持ち寄り、生田神社の社人が境内で醸したものでした。この神酒が、のちの灘五郷の酒づくりにつながったと伝えられています。
生田神社 灘五郷酒造の発祥地の碑
その灘五郷とは、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の五つの地域をまとめた呼び名です。神戸市から西宮市へと続くこの沿岸では、古くから酒づくりが行われてきました。やがて江戸時代になると酒づくりはいっそう盛んになり、現在では全国の日本酒のおよそ四分の一がこの地域で生産されています。松尾神社と「灘五郷酒造の発祥地」の碑は、日本を代表する酒どころ・灘の歴史を今に伝える、生田神社ならではの見どころとなっています。

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

生田神社の人気記事