枚岡梅林 | 枚岡神社 - 神社ファン

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小結

枚岡神社

ひらおかじんじゃ

大阪府東大阪市出雲井町7-16

😞 🙁 😐 🙂 😄

枚岡梅林

更新日:2026年8月31日

枚岡神社の境内南側、生駒山の山裾に広がる枚岡梅林は、東大阪を代表する梅の名所です。現在は約200本の梅が植えられ、早咲きから遅咲きまで開花時期の異なる品種を楽しむことができます。
現在の梅林は、一度すべての梅を失った後に再生されたものです。長く親しまれてきた梅林の歴史と、ウメ輪紋ウイルスによる全伐採、そして復活までの歩みも知っておきたい見どころです。

明治時代から育てられた梅の名所

枚岡梅林の始まりは明治時代初期です。枚岡神社の氏子や地元の有志が少しずつ梅を植えたことから始まったとされています。梅林となった場所には、もともと枚岡神社の神宮寺があったとも伝えられています。
その後、大軌電車(現在の近畿日本鉄道)との連携や、地元有志によって組織された神苑保勝会の活動などによって整備が進められ、広大な梅林へと成長しました。かつては約2万1,000平方メートルの斜面に約30品種、300本を超える紅梅・白梅が植えられ、観梅の名所として多くの人々に親しまれていました。
平成元年(1989)には梅林を含む枚岡公園が「大阪みどりの百選」に選ばれました。さらに平成13年(2001)には、梅林と枚岡神社の木立が環境省の「かおり風景100選」に選定されています。花の美しさだけでなく、境内を包む梅や木々の香りも枚岡の風景を特徴づけるものとして評価されています。
枚岡神社 梅林
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ウメ輪紋ウイルスですべての木を伐採

長く育てられてきた枚岡梅林は、大きな危機を迎えます。
平成27年(2015)、梅などに感染するウメ輪紋ウイルスへの感染が確認されました。感染拡大を防ぐため、梅やスモモなど300本を超える樹木をすべて伐採することとなり、平成29年(2017)3月までに梅林から木が姿を消しました。
約150年かけて育てられてきた梅林が、一度失われることになったのです。
伐採後すぐに植え直すこともできませんでした。ウイルスの潜伏期間を考慮し、平成29年度から令和元年度まで3年間の経過観察が行われ、周辺で新たな感染が確認されないことを確かめたうえで再生へと進みました。
枚岡神社 咲いてない梅林

約200本を植樹して復活

令和3年(2021)3月、枚岡梅林に約200本の梅が新たに植えられました。早咲きと遅咲きの品種をバランスよく植えることで、長い期間にわたって観梅できる梅林として再出発しています。
現在は15種類、約200本の梅が育ち、早いものは1月上旬から咲き始め、遅咲きの品種は3月下旬まで花を楽しむことができます。東大阪市によると、現在の梅林では例年2月中旬から3月中旬ごろが見頃の中心です。
かつて約150年をかけて育てられた梅林はウイルスによって一度姿を消しましたが、氏子や地域の人々によって育てられてきた梅の名所としての歴史は途絶えませんでした。
現在の枚岡梅林に並ぶ梅は、その再生後に植えられたまだ比較的新しい木々です。これから年月を重ねるごとに成長し、再び大きな梅林へと育っていく過程そのものを見ることができるのも、現在の枚岡梅林ならではの魅力です。

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