手水舎 | 枚岡神社 - 神社ファン

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枚岡神社

ひらおかじんじゃ

大阪府東大阪市出雲井町7-16

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手水舎

更新日:2026年8月31日

リアルな鹿像

枚岡神社の手水舎で目を引くのが、鹿をかたどった水口です。一般的な神社の手水舎では龍の口から水が流れるものが多く見られますが、枚岡神社では鹿の口から水が流れています。境内で春日信仰との深いつながりを感じられる見どころの一つです。
枚岡神社 手水舎
鹿は、枚岡神社の祭神である武甕槌命と深い関係を持つ動物です。奈良時代、武甕槌命が常陸国の鹿島から春日大社へ勧請された際、白い鹿に乗って御蓋山へ降臨したと伝えられています。この伝承から鹿は春日の神の使いとして神聖視され、現在も春日大社や奈良公園を象徴する存在となっています。
枚岡神社は、天児屋根命と比売御神を祀る古社です。神護景雲2年(768)、平城京の守護を目的として春日大社が創建された際、天児屋根命と比売御神が枚岡神社から勧請されたと伝えられています。このことから枚岡神社は元春日とも称され、春日大社の成立と深い関係を持っています。その後、枚岡神社には春日大社から武甕槌命と経津主命が迎えられ、現在は4柱の神々が本殿に祀られています。
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手水舎の鹿像をよく見ると、鹿が口に筒状のものをくわえ、その先端から水が流れ出す造りになっています。鹿の口そのものを水口とするのではなく、くわえた筒を水口としているのが特徴です。座りながら正面を見据えた鹿の姿も印象的で、参拝前に手を清める際には細かな造形にも注目したいところです。
鹿は枚岡神社の祭神である武甕槌命と縁が深く、春日信仰では神の使いとされています。枚岡神社が元春日と称される歴史を考えると、手水舎に鹿が配されていることにも、この神社ならではの意味を感じることができます。
枚岡神社 手水舎の鹿像
手水は神前へ進む前に心身を清める禊を簡略化した作法とされます。手水舎では、まず左手、次に右手を清め、左手に水を受けて口をすすぎます。最後に柄杓の柄を清めてから元の場所へ戻すのが一般的な作法です。枚岡神社では、この参拝の最初の所作を鹿の口から流れる水で行うことになります。
一見すると愛らしい鹿の水口ですが、その背景には武甕槌命の白鹿伝説、春日大社の創建、そして枚岡神社が元春日と称される歴史が重なっています。参拝前に手や口を清めるだけでなく、鹿の姿にも注目すると、枚岡神社と春日信仰との深いつながりを感じることができます。

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