斯主社・今主社・薄墨社・五社 | 住吉大社 - 神社ファン

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斯主社・今主社・薄墨社・五社

更新日:2026年9月16日

歴代の住吉神主を祀る三社

住吉大社には数多くの摂末社がありますが、その中には住吉大社の歴史を支えてきた神職を神として祀る社があります。斯主社(このぬししゃ)、今主社(いまぬししゃ)、薄墨社(うすずみしゃ)の三社です。
住吉大社では古くから津守氏が神主職を世襲しました。津守氏は住吉大神を祀るだけでなく、朝廷や武家とも関わりながら住吉大社の祭祀や社領を守ってきた一族です。
三社には、その歴代神主の中でも特に重要な人物が祀られています。

斯主社

斯主社の御祭神は国盛霊神(こくもりのみたまのかみ)です。
国盛霊神は、第43代住吉神主を務めた津守国盛を神として祀ったものです。津守国盛は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した人物で、住吉神主を務める一方、三河国石巻神社の祀職や長門国住吉社の預所なども務めました。
有徳敏腕の人物として伝えられ、後世には「国守明神」として篤く崇敬されました。江戸時代の『住吉名勝図会』では「当社の荒魂」とも記されており、歴代神主の中でも特に強い信仰を集めた人物であったことがうかがえます。
斯主社 社殿あつ

今主社

今主社の御祭神は国助霊神(くにすけのみたまのかみ)で、第48代住吉神主を務めた津守国助を祀っています。
津守国助は鎌倉時代に活躍した神主で、霊感に優れた人物であったと伝えられています。特に元寇の際には住吉大神に朝敵降伏を祈願したと伝えられます。航海や国家鎮護の神として信仰された住吉大神に仕えた神主として、国難に際して重要な祭祀を担った人物です。
今主社 社殿あつ
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薄墨社

薄墨社の御祭神は国基霊神(くにもとのみたまのかみ)で、第39代住吉神主の津守国基を祀っています。
津守国基は平安時代に活躍した人物で、住吉神主を務めながら朝廷の官職にも就きました。特に和歌の名手として知られ、歌人としても朝廷との深い関わりを持った人物です。
住吉大社と朝廷との関係を深め、神社の発展に大きく貢献したことから、後世には「津守中興の神主」として崇敬されました。
薄墨社 社殿あつ

住吉大社神職七家の祖神を祀る五社

五社(ごしゃ)は、住吉大社に奉仕してきた神職の家々の祖神を祀る末社です。
祀られているのは、大領の祖神、板屋の祖神、狛の祖神、津の祖神、高木の祖神、大宅の祖神、神奴の祖神という七家の祖神です。
住吉大社の長い歴史は、歴代の住吉神主だけによって支えられてきたものではありません。その祭祀には多くの神職の家々が関わり、それぞれの役割を代々受け継いできました。歴代神主を祀る斯主社・今主社・薄墨社と、神職七家の祖神を祀る五社。これらの末社は、住吉大神への信仰だけでなく、その祭祀を代々守り伝えてきた人々の歴史を現在に伝えています。
五社 社殿あつ

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