独特な配置の本宮 | 住吉大社 - 神社ファン

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住吉大社

すみよしたいしゃ

大阪府住吉区住吉2-9-89

独特な配置の本宮

更新日:2025年7月8日

本宮

住吉大社の本宮は、第一本宮から第四本宮の4棟から構成されています。境内奥から入口に向かって第一本宮、第二本宮、第三本宮と縦一列に並んでおり、第三本宮の隣に第四本宮が並列で造られているのが特徴です。
各本宮はほぼ同形同大の本殿・渡殿・幣殿からなり、各本殿で主祭神が1柱ずつ祀られています。
神社の本殿は東向きや南向きに建てられていることが多いと言われていますが、住吉大社の本殿4棟は大阪湾がある西向きで建てられています。
上空から確認するとアルファベットのLのような配置になっており、その姿はまるで大海原を行く船団のようだとも言われています。
本宮一覧Saigen Jiro (wikipedia CC0)

参拝順序

参拝に関しては決められた順番はありませんので、どの本宮からお参りしても大丈夫です。奥の第一本宮からお参りするのもおすすめですし、入口から参道を進み初めに目に入る第三本宮、第四本宮からお参りするのもおすすめです。

幣殿および渡殿

本宮4棟のうち、境内の一番奥、最も東側に建てられているのが第一本宮です。
第一本宮 社殿
境内の奥から二番目、第一本宮の手前に建てられているのが第二本宮です。
第二本宮 社殿
本宮4棟のうち一番西側、参道から入ってすぐ目の前に建てられているのが第三本宮です。
第三本宮 社殿
第三本宮と並列に建てられているのが第四本宮になります。
第四本宮 社殿
正面には幣殿、後方には本殿、その間には渡殿が設けられています。
幣殿は桁行五間、梁間二間の大きさで切妻造、屋根は檜皮葺の工法で葺かれているのが特徴です。他の本宮に併設されている幣殿より大きく造られており、正面の屋根には千鳥破風と軒唐破風が設けられています。
幣殿・渡殿・本殿
幣殿と本殿を繋ぐ渡殿の最大の特徴は、鳥居が建っている事ではないでしょうか。四角の柱で支えられている、両端から貫(ぬき)が出ていないことが特徴の朱塗りの住吉鳥居です。
渡殿の鳥居
また渡殿の構造については、桁行二間、梁間一間の大きさで両下造であり、幣殿と同じく屋根は檜皮葺の工法で葺かれています。
幣殿と渡殿は本殿と同じ1810年に造られ、2010年には国の重要文化財に指定されました。

住吉造が特徴の本殿

住吉大社の4棟すべての本殿は、神社建築史上最古の様式のひとつ「住吉造」で建てられています。幣殿や渡殿と同じ1810年に造替された同形式同規模の本殿で、1953年には4棟とも国宝に指定されました。
屋根は桧皮葺の工法で葺かれており、切妻造の妻入で反りはなく直線的な外観です。
本殿
礎石の上に立つ柱はすべて丸柱です。内部は外陣(げじん)と内陣(ないじん)の二間に分かれており、その間には大きな板扉が設けられています。内陣は外陣より一段高く造られているのだそうです。外の壁は胡粉塗(ごふんぬり)が施され、柱や梁、破風などは鮮やかな丹塗(にぬり)で彩られています。その周りを瑞垣と玉垣がぐるりと囲っています。
また興味深いことに、住吉造の構造と大嘗宮(だいじょうきゅう)の構造はとても似ているのだそうです。大嘗宮とは、天皇陛下が皇位継承の際に行う宮中祭祀「大嘗祭(だいじょうさい)」で造営される神殿のことです。
この事を思い浮かべながら参拝するのも面白いかもしれません。

御祭神・ご利益

住吉大社の御祭神は第一本宮に底筒男命(そこつつのおのみこと)、第二本宮に中筒男命(なかつつのおのみこと)、第三本宮に表筒男命(うわつつのおのみこと)、第四本宮に息長足姫命(おきながたらしひめのみこと。神功皇后のこと)を祀っています。
底筒男命、中筒男命、表筒男命は合わせて「住吉三神(すみよしさんしん)」と呼ばれ、住吉大社を総本社とする住吉系神社に祀られる禊や航海の神様です。息長足姫命も一緒に祭られる場合は住吉四神とも呼ばれます。
住吉大社の主なご利益は「厄払い」と「航海安全」が有名です。また、農耕・産業の神ともされ、仕事運アップにも良いとされています。本宮以外にも広い境内には恋愛成就や子授けのご利益が頂ける社があります。
住吉大社御祭神

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