有名度
大関住吉大社
すみよしたいしゃ
大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
初辰まいり
更新日:2026年9月16日
商売繁盛や家庭繁栄を祈願するお参り
毎月最初の辰の日に、種貸社、楠珺社、浅澤社、大歳社の四社を順番に参拝し、商売繁盛や家内安全を祈願するのが「初辰まいり」です。初辰は「発達」に通じることから「はったつさん」とも呼ばれ、この日に参拝すると商売や家庭が発達すると信仰されてきました。現在も近隣だけでなく全国から多くの参拝者が訪れ、初辰の日には早朝から境内が賑わいます。
参拝する順番も決まっています。最初に種貸社で「願いの種」を授かり、次に楠珺社で「願いの発達」を祈ります。三番目の浅澤社では商売に必要な機転や愛想を授かり、最後の大歳社で願いの成就を祈ります。
単に四つの神社を巡るのではなく、種を授かり、それを育て、最後に収穫するという一連の流れが初辰まいりには込められています。農作物の成長を商売に置き換えれば、元手を得て商売を発展させ、その成果を収穫するという意味になります。
毎月欠かさず初辰まいりを続け、48回、4年間参拝すると満願成就となります。48回という数は「四十八辰(しじゅうはったつ)」を「始終発達」にかけたものです。
4年間毎月参拝を続けられること自体、商売や家庭を無事に続けられている証でもあります。長い年月をかけて少しずつ発達を願うところにも、初辰まいりならではの信仰を見ることができます。

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初辰まいり参拝順序
1番参りは「種貸社」です。種貸社は元種を授ける神社で、ここで「願いの種」を授かります。祈祷を受けると「お種銭(おたねせん)」が授けられ、これを商売などの元手に加えて資本の充実を祈願します。

2番参りは「楠珺社」です。
楠珺社では「願いの発達」を祈ります。初辰まいりの中心となる神社で、「はったつさん」として古くから商売を営む人々の信仰を集めてきました。
参拝の証として授かるのが「招福猫(しょうふくねこ)」です。招福猫には左手を挙げた「人招き」と、右手を挙げた「金招き」があり、奇数月には左手、偶数月には右手を挙げた小猫を授かります。

3番参りは「浅澤社」です。
住吉の弁天さんと親しまれる市杵島姫命を祀り、芸能上達や女性守護の御神徳で知られています。初辰まいりでは「芸事や美容の願い」に福を授かるほか、商売に必要な「機転・愛想」を授かる神社とされています。
小さな社殿のため、初辰まいりの日には参拝を待つ人の列ができることもあります。

稲の実りや収穫を司る大歳神を祀り、初辰まいりでは「願いを成就」させてもらう神社です。種貸社から始まった願いを最後に収穫する場所にあたります。
祈祷を受けると、小石に「大」の文字が記された「大歳守(おおとしまもり)」が授けられます。集金の御利益がある御守で、48体を集めると満願守と交換できます。
大歳社への参拝を終えると、四社を巡る初辰まいりは完了です。

種から御神米へとつながる「みのりまいり」
初辰まいりでは、四社巡拝とあわせて「みのりまいり」を行うこともできます。種貸社、楠珺社、大歳社で祈祷を受けると、一つの願意、祈祷1回につき「稲種引換券」が1枚授けられます。
次回の初辰まいりでこの引換券を種貸社へ持参すると、最初に「籾種(もみだね)」と交換できます。籾種は願いの元種、商売では資本調達を意味しています。

3番参りの浅澤社で機転や愛想を授かり、最後に大歳社へ向かいます。ここで稲穂を、住吉大社の御田で収穫された「御神米(ごしんまい)」と交換します。

籾種から稲穂、そして御神米へ。願いの種を授かり、それを育て、最後に実りを得るという初辰まいりの意味を、実際の稲の成長になぞらえて体験できるのが「みのりまいり」です。
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