摂社 大海神社 | 住吉大社 - 神社ファン

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摂社 大海神社

更新日:2026年4月11日

摂社の中で最も社格が高い神社

境内北側には住吉大社の摂社「大海神社(だいかいじんじゃ)」が鎮座しています。数ある摂社の中で最も社格が高く、別名「住吉の別宮」「住吉の宗社」とも呼ばれており、古くから重要視された神社です。
大海神社 幣殿
お祀りされているのは豊玉彦命と豊玉姫命。神話「海幸山幸」に登場する、海神とその娘です。航海安全や漁業守護のご利益があります。
大海神社 幣殿内
他の摂社より社格が高いためか境内が広く、社殿前には参道沿いに鳥居だけでなく立派な神門があり、格式の高さが伺える雰囲気です。
大海神社 神門
大海神社の社殿は1708年に造営されました。幣殿と本殿、それらを繋ぐ渡殿で構成されており、本宮4棟と同様の形式で建てられています。2010年には国の重要文化財に指定されました。
大海神社 渡殿Saigen Jiro (wikipedia CC0)
幣殿は桁行三間、梁間二間の大きさで切妻造、屋根は檜皮葺です。本宮幣殿のように千鳥破風や軒唐破風は設けられていませんが、簡素ながらも落ち着いた雰囲気をかもし出しています。
渡殿は桁行二間、梁間一間の大きさで両下造、屋根は檜皮葺、最大の特徴は鳥居が建てられていることです。
大海神社 本殿Saigen Jiro (wikipedia CC0)
本殿は、本宮本殿よりも以前に建てられた古い社殿になります。住吉造の建物で、大阪湾のある西向きで建てられているそうです。屋根は桧皮葺の工法で葺かれており、切妻造の妻入で反りはなく直線的な外観になります。

神話にゆかりのある「玉の井」

社殿前には「玉の井」と呼ばれる井戸があります。これは神話「海幸山幸」の中で山幸彦が海神より授かった潮満玉を沈めたところと伝わります。井戸からは水を汲むことができますが、飲料用ではないのでご注意ください。
玉の井
「海幸山幸」は、漁業を仕事とする兄の海幸彦と、狩猟を仕事とする弟の山幸彦のお話です。
ある時、お互いの仕事に興味を持った2人は、仕事を交換してみることにしました。しかしうまくいかず、山幸彦はあろうことか海幸彦が大切にしていた釣針を失くしてしまったのです。海幸彦はたいそう怒り、山幸彦は釣針を探すため神々の力を借りながら海底の宮殿へと向かいました。そこで海神にたいそう歓迎されもてなされた山幸彦は、娘の豊玉姫と結婚し楽しく暮らしました。あっという間に3年もの月日が経ち、釣針のことを思い出した山幸彦は、海神の助けを得て釣針を探し当て地上へと戻りました。
その際、海神は「潮満玉」と「潮干玉」を手渡しました。命を狙われた山幸彦は、その玉を使って海幸彦をこらしめ忠誠を誓わせたと言われています。
その「潮満玉」が沈んでいるという伝承が残る「玉の井」です。ぜひこちらの井戸にも訪れてみてください。
玉の井 正面

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