有名度
大関住吉大社
すみよしたいしゃ
大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
石舞台
更新日:2026年9月16日
400年前に寄進された歴史ある舞台
境内南側、第一本宮の近くには池があり、そこに架けられた石造の橋の中央に石舞台が設置されています。四天王寺の石舞台、厳島神社の高舞台とともに日本三舞台のひとつに数えられており、昭和49年(1974)には国の重要文化財に指定されました。
普段の石舞台には高欄がありませんが、神事などで舞楽を演じる際には木製の高欄が取り付けられます。舞台上には高欄を固定するためのほぞ穴が設けられており、使用しないときには高欄は楽所に納められています。

石舞台は慶長12年(1607)、豊臣秀頼によって奉納されました。約400年前の慶長造営時の遺構であり、当時の価値からみても莫大な資金を費やして造営されたことがうかがえます。
豊臣家は住吉大社に篤い崇敬を寄せていました。豊臣秀吉は母・大政所の延命祈願を行った記録が残されています。その崇敬は淀殿や秀頼にも受け継がれ、淀殿は秀頼の成長を祈願して反橋を架け替え、秀頼は本殿をはじめ摂末社や境内各所の造営に力を注ぎました。石舞台も、このとき秀頼によって奉納されたものです。
卯之葉神事
毎年5月の初卯日には「卯之葉神事(うのはしんじ)」が行われます。住吉大社が辛卯年卯月上の卯日に鎮座したと伝えられていることにちなみ、御鎮座を祝う祭典として斎行されています。当日は第一本宮で神事が行われた後、住吉大神が最初に祀られた場所と伝わる五所御前において、神鏡を懸け、卯の葉を使った特別な玉串を捧げて拝礼します。一般的な神事では玉串に榊が用いられますが、卯の葉を用いるのは住吉大社のみとされています。
その後は石舞台へ移動し、舞楽が奉納されます。普段は高欄のない石舞台に木製の高欄が取り付けられ、約400年前に豊臣秀頼が奉納した舞台が、本来の舞楽の舞台として使用される貴重な機会です。
住吉大社は古くから雅楽・舞楽との結びつきが深く、現在の卯之葉神事でも歴史ある石舞台の上で優雅な舞楽が奉納されます。毎年、この舞を一目見ようと多くの参拝者が訪れます。
また、境内の卯の花苑は卯之葉神事が行われる5月初旬から月末まで一般公開されます。13品種約170株の卯の花が植えられており、卯之葉神事とともに住吉大社の初夏を代表する見どころとなっています。
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