有名度
大関住吉大社
すみよしたいしゃ
大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
誕生石
更新日:2026年9月16日
島津氏発祥の地
参道を進み反橋を渡って左手側、角鳥居の近くには「誕生石」と呼ばれる大石があります。周囲には石垣と玉垣がめぐらされ、誕生石の後ろにはしめ縄が巻かれた立派な木が生えています。
丹後局(たんごのつぼね)は源頼朝の寵愛を受けて懐妊しましたが、北条政子によって捕らえられ、命を奪われそうになったところを家臣の本田次郎親経(ほんだじろうちかつね)に助けられ、摂津国住吉へ逃れたと伝えられています。
住吉の地にたどり着いた頃には日が暮れ、激しい雷雨によって周囲も見えなくなりました。すると不思議なことに狐火が現れ、丹後局たちを住吉の松原まで導いたといいます。
なんとか住吉大社の社頭にたどり着いたところで丹後局が産気づき、本田次郎親経が住吉明神に祈りを捧げるなか、丹後局は傍らにあった大石を抱いて男児を出産しました。この男児が、後に島津氏の始祖となる島津忠久です。

この故事から、住吉社頭に残る大石は「誕生石」と呼ばれ、この場所は島津氏発祥の地として大切にされています。
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安産のご利益
誕生石は、島津忠久の誕生伝承から安産の信仰を集める場所としても知られています。住吉大社そのものも古くから安産の信仰を集めています。第四本宮の御祭神である神功皇后は、身籠ったまま出陣し、住吉大神の神徳によって無事に帰還した後、御子の応神天皇(八幡神)を出産したと伝えられています。この故事から、神功皇后は安産の神としても信仰されています。
住吉大社で安産祈願を受けると、腹帯をはじめ、「子まもり」や誕生石にちなむ特別な御守などの撤下品を授かることができます。そのなかでも誕生石の小石を用いた御守は、独特の授かり方をすることで知られています。
安産祈願の祈祷を受けた後、まず第四本宮へ参拝し、その後に誕生石へ向かいます。誕生石を囲む柵の中から小石を1つ拾い、その小石を誕生石の絵が描かれた紙で包み、さらに「安産守」と書かれた三角形の包み紙に入れて御守とします。

無事に子供が生まれた後は、お宮参りやお礼参りの際に誕生石の小石を元の場所へ返します。そして、子供が無事に成長するよう祈願します。
島津氏始祖の誕生伝承と、神功皇后に由来する住吉大社の安産信仰。その両方が結びついて現在まで受け継がれているのが、誕生石の大きな特徴です。
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