有名度
大関大阪天満宮
おおさかてんまんぐう
大阪府北区天神橋2-1-8
石碑 大盤石
更新日:2026年4月17日
日本一の力持ちが残した力石
蛭子門を入って左側、門柱の陰に大きな楕円形の石が置かれています。表面は長い年月で削れていますが、よく見ると「大盤石」の文字と「三ノ宮卯之助」の名を読み取ることができます。高島慎助氏の『大阪の力石』(2002年)によれば、1841年(天保11年)に奉納されたものです。大盤石とは、江戸時代から昭和初期にかけて流行した力競べに使われた「力石」のことです。あらゆる運搬を人の力に頼っていた時代、重い石を持ち上げる競技は庶民の間で広く親しまれていました。
三ノ宮卯之助(1807〜1854年)は武蔵国三野宮村(現在の埼玉県越谷市)の出身で、日本一の力持ちと称された人物です。「三ノ宮」は名字ではなく、出身地の三野宮村に由来しています。生まれつき体が弱く小柄だったものの、猛稽古を重ねて頭角を現し、やがて諸国を巡る力持ち興行で名を馳せました。1833年(天保4年)には将軍・徳川家斉の御前で力持ち芸を披露し、番付では最高位の大関に位置づけられています。
卯之助の名が刻まれた力石は全国各地の神社に残されており、確認されているものだけで39個にのぼります。大阪天満宮の大盤石もそのひとつで、卯之助がこの石を持ち上げた証として奉納されたものです。

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