楠木正成の楠 | 石清水八幡宮 - 神社ファン

有名度

関脇

石清水八幡宮

いわしみずはちまんぐう

京都府八幡市八幡高坊30

😞 🙁 😐 🙂 😄

楠木正成の楠

更新日:2026年7月15日

南北朝の名将・楠木正成ゆかりの御神木

石清水八幡宮の西総門と神楽殿の間、信長塀沿いには、楠木正成ゆかりと伝わる御神木のクスノキがあります。枝を大きく広げた堂々たる姿は、長い歴史を見守り続けてきた石清水八幡宮を象徴する巨木の一つです。
江戸時代に編纂された『洛陽名所集』には、建武元年(1334年)、鎌倉幕府打倒のため挙兵した楠木正成が、戦勝祈願を込めてこのクスノキを手植えしたと記されています。真偽は定かではありませんが、南朝方の名将として知られる楠木正成と石清水八幡宮との深いゆかりを伝える逸話として、現在まで語り継がれています。
信長塀沿いにある楠木正成の楠
石清水八幡宮は古くから武運長久や必勝を祈願する神社として、源氏をはじめ足利氏、織田信長、豊臣秀吉など、歴代の武将から篤く崇敬されてきました。楠木正成もまた、出陣を前に戦勝を祈願したと伝えられ、この御神木は武士たちの信仰の歴史を今に伝える貴重な存在となっています。
見上げた楠木正成の楠
樹齢は約700年、高さ約26m、幹周約7m、樹冠は約40mにも及び、京都府の天然記念物に指定されています。クスノキは一年を通して青々と葉を茂らせる常緑樹で、強い生命力を持つことから長寿や繁栄の象徴として親しまれ、全国の神社でも御神木として大切にされています。長い年月を生き抜いてきた雄大な姿は、多くの参拝者に深い印象を与えています。
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御文庫の楠

境内のエジソン記念碑と清峯殿の間には、「御文庫の楠」と呼ばれるもう一本の巨木があります。こちらも楠木正成が建武元年(1334年)に必勝祈願を込めて手植えしたと伝えられる御神木です。
御文庫の楠
高さ約30m、幹周約18m、樹冠約40mを誇る石清水八幡宮最大のクスノキで、境内でもひときわ目を引く存在となっています。力強く伸びる幹と大きく広がる枝葉は圧巻で、石清水八幡宮の豊かな自然を象徴する景観の一つです。春から夏には鮮やかな新緑、四季を通して堂々とした樹形を楽しむことができ、長い歴史を刻んできた御神木ならではの風格を感じさせます。
御文庫の楠の上部
華やかな国宝建築や歴史的建造物だけでなく、こうした巨木にも石清水八幡宮の歴史と信仰が息づいています。楠木正成ゆかりの御神木を前にすると、700年近い時を超えて受け継がれてきた武運の祈りや、人々の篤い信仰に思いを巡らせることができるでしょう。

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