石庭 | 石清水八幡宮 - 神社ファン

有名度

関脇

石清水八幡宮

いわしみずはちまんぐう

京都府八幡市八幡高坊30

😞 🙁 😐 🙂 😄

石庭

更新日:2026年7月15日

重森三玲が手掛けた美しい石庭

石清水八幡宮には、日本を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)が手掛けた石庭が2か所あります。重森三玲は、東福寺方丈庭園や光明院庭園など数々の名庭を手掛けた昭和を代表する庭園作家で、伝統的な枯山水に独自の感性を取り入れた作品を数多く残しました。石清水八幡宮の石庭も、その代表作の一つとして知られています。

鳩峯寮の庭

一つ目は、三の鳥居から本殿へ向かう表参道を進み、一ツ石の手前にある「鳩峯寮(きゅうほうりょう)の庭」です。庭が鳥居の近くにあることから、「鳥居の庭」とも呼ばれています。
この庭園は、昭和36年(1961年)の第二室戸台風で倒壊した三の鳥居の石材を再利用し、昭和41年(1966年)に重森三玲が作庭しました。力強く配置された列石は祭壇を思わせる荘厳な景観を生み出し、石だけで豊かな表現を生み出す重森三玲ならではの作風を感じることができます。歴史ある鳥居の石材を新たな庭園としてよみがえらせた点も、この庭ならではの見どころです。
鳩峯寮の庭
スポンサーリンク

書院石庭

もう一つが、社務所裏手にある「書院石庭」です。通常は特別公開時のみ見学できますが、事前に問い合わせをして受付を行えば見学できる場合があります。
書院石庭
この庭園は、白砂を海に見立て、その上に男山で採れた14個の石を配置することで、『古事記』や『日本書紀』に伝わる国生み神話の世界を表現しています。最初に生まれた「大八島」と、その後に誕生した島々を石で表現した独創的な庭園で、日本神話を庭園という芸術で表現した重森三玲の代表的な作品の一つとして高く評価されています。
庭園の前には鎌倉時代に造られた石灯籠があり、国の重要文化財に指定されています。歴史ある石灯籠と現代を代表する名作庭家による石庭が調和する景観は、石清水八幡宮ならではの魅力です。
書院石庭2
重森三玲が生み出した二つの石庭は、それぞれ異なるテーマと表現方法で構成されており、石清水八幡宮の歴史や日本神話を静かに感じられる空間となっています。特別公開の機会があれば、名作庭家が石だけで描いた神話の世界を、ぜひじっくり鑑賞してみてください。

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

石清水八幡宮の人気記事