有名度
横綱八坂神社
やさかじんじゃ
京都府京都市東山区祇園町北側625
灯籠
更新日:2026年7月11日
八坂神社に受け継がれる歴史と祈りの灯籠
八坂神社の境内には、歴史や伝説にまつわる石灯籠から、祇園の夜を彩る奉納灯籠まで、さまざまな灯籠が建てられています。灯籠一つひとつには、それぞれ異なる歴史や役割があり、八坂神社の長い歴史と信仰を今に伝えています。平忠盛ゆかりの石灯篭
本殿の東側、大神宮社と悪王子社の間に建つのが忠盛灯籠(ただもりどうろう)です。創建年代は明らかではありませんが、平安時代後期に建立されたと伝えられ、八坂神社七不思議の一つにも数えられています。忠盛灯籠には、『平家物語』にも描かれた平忠盛の逸話が伝えられています。平安時代後期、白河法皇が寵愛していた祇園女御のもとへ向かう途中、八坂神社付近で鬼のような姿を見つけ、家臣の平忠盛に討ち取るよう命じました。しかし忠盛はすぐに斬りかかることはせず、正体を確かめるため生け捕りにします。
その正体は、灯籠へ明かりを灯そうとしていた八坂神社の社僧でした。身に着けていた蓑が夜の灯りに照らされ、鬼のように見えただけだったのです。忠盛の冷静な判断により無益な殺生が避けられたことを白河法皇は称え、その褒美として祇園女御を与えたと伝えられています。さらに、その女御はすでに法皇の子を身ごもっており、生まれた子が平清盛になったという伝説も残されています。

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境内を美しく照らす万灯籠
八坂神社の境内には、現在約100基の万灯籠(まんとうろう)が奉納されています。これらは祇園万灯会を中心に、祇園界隈の老舗や企業、地域の人々から奉納されたもので、境内の各所に建ち並んでいます。

「祇園社」の歴史を伝える灯籠
境内の灯籠の中には、「祇園社」と刻まれた灯籠も見ることができます。八坂神社は明治時代の神仏分離までは「祇園社」や「祇園感神院」と呼ばれ、牛頭天王を祀る祇園信仰の中心として栄えました。「祇園社」と刻まれた灯籠は、その歴史を今に伝える貴重な存在です。現在の「八坂神社」という名称だけでなく、かつての社名を知ることで、神仏習合の時代から続く長い歴史をより身近に感じることができます。
昼間は歴史ある石灯籠を巡り、夜には万灯籠のやさしい灯りを楽しむことができるのも八坂神社ならではの魅力です。本殿や舞殿だけでなく、境内に点在する灯籠にも目を向けると、歴史や伝説、祇園の文化をより深く感じられるでしょう。

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