渉渓園と睦の木 四季の庭園と平安文化が息づく癒やしの空間 | 上賀茂神社(賀茂別雷神社) - 神社ファン

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関脇

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

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渉渓園と睦の木 四季の庭園と平安文化が息づく癒やしの空間

更新日:2026年8月3日

渉渓園

片山御子神社の近くに広がる「渉渓園(しょうけいえん)」は、四季折々の自然が楽しめる美しい日本庭園です。1960年(昭和35年)、浩宮徳仁親王(現在の天皇陛下)の御誕生を記念した奉祝事業として、昭和を代表する作庭家・中根金作によって築庭されました。約500坪の庭園は、平安時代の雅な神事「賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)」を復活させる舞台として整備されたもので、水と緑を巧みに取り入れた落ち着いた景観が広がっています。
渉渓園がある場所は、かつて片山御子神社の神宮寺に池があった場所とも伝えられています。以前は特別公開期間のみ立ち入ることができましたが、現在は常時開放され、誰でも自由に散策できます。境内中心部から少し離れているため比較的人も少なく、木々の緑やせせらぎに耳を傾けながら、ゆったりとした時間を過ごせる隠れた癒やしのスポットです。
渉渓園
賀茂曲水宴は、この庭園の完成とともに復活しましたが、その後一度中断しました。1994年(平成6年)、皇太子ご成婚と平安建都1200年、さらに上賀茂神社第41回式年遷宮の奉祝行事を機に再び復興され、現在まで受け継がれています。
毎年4月第2日曜日に開催される賀茂曲水宴では、平安装束をまとった歌人たちが曲水に杯を流し、その杯が手元へ届くまでに和歌を詠みます。雅楽の調べが庭園に響き渡り、王朝絵巻さながらの光景が広がる様子は、平安時代へタイムスリップしたかのような趣を味わえる、上賀茂神社を代表する春の神事です。
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睦の木

渉渓園の一角には、「睦の木(むつみのき)」と呼ばれる樹齢300年を超えるスダジイの大木があります。一つの根から何本もの幹が寄り添うように力強く伸びる姿は、長い年月をともに歩む夫婦や家族を思わせます。
睦の木
その姿にちなみ、睦の木は家族円満や夫婦円満、良縁のご利益がある木として親しまれています。長い歳月を生き抜いた生命力と包み込むような優しい佇まいは、多くの参拝者の心を癒やしてきました。大切な人を思い浮かべながら静かに手を合わせれば、穏やかな気持ちになれるでしょう。
睦の木 横
王朝文化が息づく渉渓園と、長い年月を生き続ける睦の木。ここには上賀茂神社の華やかな祭礼とはまた違う、静けさと安らぎがあります。四季によって表情を変える庭園をゆっくり散策しながら、自然と歴史、そして平安文化が織りなす穏やかな時間を味わってみてください。

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