ならの小川 | 上賀茂神社(賀茂別雷神社) - 神社ファン

有名度

関脇

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

かみがもじんじゃ(かもわけいかづちじんじゃ)

京都府京都市北区上賀茂本山339

ならの小川

更新日:2026年3月27日

御物忌川と御手洗川

手水舎の奥には、小川が流れています。上賀茂神社はどの方角から本殿に向かっても必ず川を渡るようになっています。水は厄を洗い清める効果がありますので、本殿参拝前に清める効果を狙ってのことかと思います。右から流れてくるのは「御物忌川(おものいがわ)」で、祭典などに使う祭器具を洗う川となっています。
そして、左から流れてくるのは「御手洗川(みたらしがわ)」で、こちらは神職が身を清める際に使われます。
ならの小川と御物忌川と御手洗川

ならの小川

二つの川が合流すると、「ならの小川」という名称に変わります。なぜならの小川というのかは神饌に使う楢の木がたくさん生えていた、摂社の奈良社が近くにあるといった「なら」に関連する木や建物があったからだと言われます。ならの小川は境内を出ると「明神川」という名前に変わります。
川の水はとても清らかで、見ているだけで心が癒されます。また、川辺にはたくさんの草花があり、特に紅葉シーズンは、一段と美しい景色を見ることができます。
川に手を浸して神様のパワーをいただくことも可能ですし、近くにはいくつかベンチがあるので、そこに座ってまったりしたり、読書を楽しんだりする人の姿も見られます。こうして豊かな自然の中に身を置きながら参拝を楽しめるのが、ユネスコ世界文化遺産にもなっている上賀茂神社の一番の魅力だと思います。
ならの小川

百人一首にも詠まれた小川

ならの小川は、『小倉百人一首』にも詠まれたことがあります。平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した歌人・藤原家隆がこのような作品を残しています。
 「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」
歌の意は、「楢の木々を揺らし、風そよぐ小川の夕暮れの様子はすっかり秋の気配を感じさせるが、夏越の祓の御禊(6月末に行われる半年に一度の厄落とし)の行事だけは、まだまだ夏の証と思われる」です。どれだけ月日が経っても、ならの小川の美しさや季節の移ろいは変わらないのだということがよくわかります。
ならの小川が百人一首に呼ばれた歌碑

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