立砂 | 上賀茂神社(賀茂別雷神社) - 神社ファン

有名度

関脇

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

かみがもじんじゃ(かもわけいかづちじんじゃ)

京都府京都市北区上賀茂本山339

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立砂

更新日:2026年8月3日

参道を進み二の鳥居をくぐると、上賀茂神社を象徴する「立砂(たてずな)」と、その奥に建つ重要文化財「細殿(ほそどの)」が目に入ります。神域を代表するこの景観は、古くから受け継がれてきた上賀茂神社の信仰や歴史を今に伝える場所であり、多くの参拝者が足を止める人気の見どころです。
二の鳥居

細殿

二の鳥居をくぐった正面には、「細殿(ほそどの)」と呼ばれる建物があります。
細殿
細殿は、天皇や斎王が上賀茂神社へ参拝した際に、神前へ進む前に装束を整え、心身を清めるために使用されていた建物です。賀茂祭(葵祭)とも深い関わりを持つ由緒ある建築で、現在の建物は国の重要文化財に指定されています。神社建築として高い歴史的価値を持つだけでなく、現在では「細殿挙式」として神前結婚式が執り行われ、多くの新郎新婦が人生の門出を迎える場所にもなっています。
細殿 斜め

立砂

細殿の前には、2つの円錐形の砂の山が並んでいます。これが上賀茂神社を代表する「立砂(たてずな)」です。
立砂は、御祭神・賀茂別雷大神が降臨したと伝わる神山(こうやま)の姿を表したもので、神様を迎える神聖な祭壇として古くから受け継がれてきました。現在も上賀茂神社の信仰を象徴する存在として大切に守られており、神社を訪れたらぜひ見ておきたい見どころの一つです。
立砂
高さ約1mの立砂は神職の方が一つひとつ丁寧に作っています。砂に水を混ぜながら何度もヘラで叩き、美しい円錐形に仕上げていきます。大雨などで形が崩れてしまった場合には、その都度作り直され、いつ訪れても美しい姿を保てるよう手入れが続けられています。
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松の葉

2つの立砂の頂上には、それぞれ松の葉が立てられています。これは神様が降臨する際の依代(よりしろ)を表すもので、賀茂別雷大神が神山へ降臨した際に松が目印となっていたという伝承に由来しています。
立砂の松の葉 左側
また、2つの立砂は陰と陽を表しているとされ、向かって左側には3本、右側には2本の松葉が立てられています。この配置にも古くから伝わる陰陽思想が反映されているといわれ、立砂の神聖な意味を今に伝えています。
立砂の松の葉 右側

清めのお砂

立砂は、上賀茂神社が長岡京の鬼門にあたる北東に鎮座していることから、方除や厄除けのために築かれたという説も伝えられています。現在も玄関先や家の鬼門に盛砂をする風習は、この立砂が起源になったともいわれています。
立砂のすぐ横では「清めのお砂」(1袋500円)を授かることができます。持ち帰った砂は玄関先や鬼門、家の四隅などにまいて家内安全や厄除けを願う風習があり、参拝の記念として授かる人も少なくありません。上賀茂神社ならではの信仰と伝統文化を身近に感じられる授与品として、多くの参拝者に親しまれています。

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