葵祭(賀茂祭) | 上賀茂神社(賀茂別雷神社) - 神社ファン

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関脇

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

かみがもじんじゃ(かもわけいかづちじんじゃ)

京都府京都市北区上賀茂本山339

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葵祭(賀茂祭)

更新日:2026年8月3日

1500年以上の歴史を受け継ぐ京都三大祭

上賀茂神社の祭事の中で最も規模が大きく、全国的にも有名なのが「葵祭(賀茂祭)」です。賀茂御祖神社(下鴨神社)と合同で行われる例祭で、祇園祭、時代祭と並ぶ京都三大祭のひとつとして知られています。約1500年の歴史を誇る古式ゆかしい祭礼であり、紫式部の『源氏物語』「葵」の巻にも描かれたことから、平安時代にはすでに重要な祭礼として広く知られていたことがうかがえます。
葵祭 路頭の儀Hahifuheho(wikipedia CC0)
もともとは「賀茂祭」と呼ばれていましたが、江戸時代に祭礼が再興された際、行列や祭具を二葉葵で飾るようになったことから「葵祭」と呼ばれるようになりました。祭りに用いられる二葉葵は、上賀茂神社と下鴨神社の神紋でもあり、毎年、両神社から京都御所へ奉納されています。
葵祭の起源は約1500年前までさかのぼります。当時、日本では風雨による災害が相次ぎ、五穀が実らない年が続いていました。賀茂大神の崇敬者であった伊吉若日子が占いを行ったところ、その原因は賀茂の神々の祟りによるものとされました。そこで神々の怒りを鎮めるため、馬に鈴を付け、人が猪頭(ししがしら)をかぶって駆競(かけくらべ)を行ったところ、風雨はおさまり、五穀は豊かに実って国も安泰になったと伝えられています。これが現在まで受け継がれる葵祭の始まりとされています。

下鴨神社と上賀茂神社の関係

葵祭が下鴨神社と上賀茂神社の合同で行われるのは、両社が深いゆかりを持つためです。下鴨神社の御祭神である玉依媛命(たまよりひめのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は、上賀茂神社の御祭神・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母と祖父にあたります。そのため、下鴨神社の正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」となっています。
上賀茂神社と下鴨神社の楼門
古くは下鴨神社と上賀茂神社を合わせて「賀茂社」と呼ばれる一つの神社でしたが、奈良時代に現在の二社へ分かれたと伝えられています。平成6(1994)年には、両社とも「古都京都の文化財」の構成資産としてユネスコ世界文化遺産に登録され、京都を代表する歴史ある神社として国内外から多くの参拝者が訪れています。
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平安装束の行列が京都を彩る「路頭の儀」

5月初旬からは、流鏑馬神事、斎王代禊の儀、賀茂競馬、御蔭祭、御阿礼神事など、葵祭に先立つさまざまな前儀が執り行われます。
葵祭 賀茂競馬
そして5月15日の本祭では、平安装束をまとった約500名が京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで約8kmを巡行する「路頭の儀」が開催されます。近衛使(勅使代)をはじめ、検非違使、内蔵使、山城使、風流傘、斎王代のほか、36頭の馬、4頭の牛、27基の牛車、1台の輿が連なる優雅な行列は、葵祭最大の見どころです。王朝絵巻さながらの華やかな光景が京都の街を彩り、多くの見物客を魅了します。
葵祭 斎王代列
路頭の儀は午前10時30分頃に京都御所を出発し、下鴨神社で祭儀を行った後、上賀茂神社へ向かいます。上賀茂神社では勅使による御祭文奏上をはじめ、牽馬や東遊などの神事が執り行われ、厳かな雰囲気の中で祭礼の締めくくりを迎えます。
路頭の儀をはじめとした当日の祭事は、有料観覧席から見学できるものがありますが、一部の神事は招待者のみが参列できます。葵祭への参加や観覧を予定している場合は、事前に上賀茂神社や下鴨神社の公式ホームページで最新の開催情報や観覧方法を確認しておくと安心です。約1500年にわたって受け継がれてきた伝統と王朝文化を今に伝える葵祭は、上賀茂神社を訪れるならぜひ一度は見てみたい祭礼です。

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