なで牛 | 北野天満宮 - 神社ファン

有名度

横綱

北野天満宮

きたのてんまんぐう

京都府京都市上京区馬喰町931

😞 🙁 😐 🙂 😄

なで牛

更新日:2026年7月7日

臥牛像・神牛像

北野天満宮の境内には11体(牛舎に祀られている「一願成就のお牛さま」を含めると12体)の牛の像があります。牛の像は大きさや材質、表情などそれぞれ異なりますが、共通しているのはすべて横たわった姿の「臥牛(がぎゅう)」であることです。
北野天満宮内の牛の像
横たわった牛は、御祭神・菅原道真公の故事に由来しています。道真公が亡くなり、遺体を牛車に乗せて運んでいたところ、牛が途中で座り込んで動かなくなりました。その場所を道真公の意思と受け止め、そこへ葬ったと伝えられています。その地が現在の太宰府天満宮です。
北野天満宮内の牛の像2

なぜ牛なのか?

神使となった理由には諸説ありますが、代表的なものとして次のような伝承が知られています。
・菅原道真公は丑年生まれで、亡くなった月日も丑の日だった。
・大宰府へ左遷された際、牛車に乗って向かった。
・道真公の墓所は、牛が座り込んだ場所に定められた。
・道真公に贈られた神号「天満大自在天神」の「大自在天」は、ヒンドゥー教の神・シヴァが仏教に取り入れられた姿で、白い牛に乗る神とされています。
これらの伝承が重なり、牛は天満宮で道真公の神使として広く信仰されるようになりました。
北野天満宮内の牛の像4

なで牛

北野天満宮の牛像は「なで牛」と呼ばれています。自分の体の悪い部分を撫でた後、牛の同じ部分を撫でると、その部分が良くなると伝えられています。
北野天満宮内の牛の像5
また、道真公は学問の神様として信仰されていることから、牛の頭を撫でると知恵を授かり学業成就につながるともいわれています。受験生や修学旅行生が牛の頭を撫でる姿は、北野天満宮ではおなじみの光景です。
北野天満宮内の牛の像6
牛像には大理石や御影石などさまざまな素材が使われ、親子の牛や目が赤い牛など、それぞれ異なる特徴があります。境内を巡りながら違いを探してみるのも楽しみ方の一つです。
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一願成就のお牛さま

北野天満宮で最も古いと伝えられるなで牛が、境内北西の牛舎に祀られている「一願成就のお牛さま」です。
一願成就のお牛さまの鳥居
この牛は、一つだけ願いが叶うと伝えられ、多くの参拝者が訪れます。牛舎は北西の方角「乾(いぬい)」に位置することから、「乾の牛さん」「乾さん」の愛称でも親しまれています。
一願成就のお牛さま社殿
長年にわたり多くの人に撫でられてきたため、頭部の一部は欠け、体表も滑らかに磨かれています。その姿からも、長い信仰の歴史を感じることができます。
一願成就のお牛さま
学業成就を願う受験生の参拝も多く、牛舎の周囲には数多くの合格祈願の絵馬が奉納されています。
一願成就のお牛さまに奉納された絵馬

亀石

牛舎の北側には、注連縄で囲まれた「亀石」があります。牛舎や絵馬に目を奪われ見落としがちですが、こちらも北野天満宮の見どころの一つです。
北野天満宮によると、牛舎の牛像は「陽石」、亀石は「陰石」を表しています。陰陽石は古くから男女を象徴するものとして信仰されており、子宝を願う信仰とも結び付けられてきました。
学業成就で有名な北野天満宮ですが、亀石は子宝祈願の信仰を今に伝える貴重な存在でもあります。
亀石

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